見落とす方がいるといけないので、こちらでも告知を。
毎度お馴染みの「標準を読む」セミナーです。
エコ茶会の準備のためにお休みをいただいていましたが、11月より再開します。
第4回は、いよいよ烏龍茶
11月からは、第4回の「烏龍茶の標準」がスタートします。
第2回「緑茶」、第3回「白茶と黄茶」と少々、日本では人気が今ひとつなお茶を採りあげてきました。
それでもたくさんの方にご参加いただいているのですが、いよいよ、日本の方に大人気な烏龍茶に入ります。
今回も、中国の烏龍茶に関する「標準」を読みつつ、代表的な烏龍茶を飲んでいく、という内容です。
烏龍茶全体の「標準」というのもあるので、それもご紹介しますが、やはり中心は「安渓鉄観音」「武夷岩茶」「鳳凰単欉」の3つになると思います。
それぞれ、いろいろな伝説の多いお茶でもあります。
猿が茶摘みしたとか、赤いマントがどうのこうのとか、夢の中に観音様が出てきたとか・・・
そういう話では無くて、今のお茶の正確な定義であったり(「標準」には、それが書いてあります)、製法の部分などをご紹介していきたいと思います。
主なトピックス
鉄観音では、少し面白い動きがありまして。
これまでは清香型と濃香型の2種類が、鉄観音の正式な商品として国家標準で定義されていました。
昨年、これに新たに「陳香型」という、いわゆる陳年鉄観音が加わりました。
このおかげで、
「陳年って、いったい何年以上のものなら陳年と呼べるのよ?」
という、多くの人がモヤモヤしていたあたりも、スパッと国家標準で決まりました。
そんな最新情報などをご紹介したいな、と。
武夷岩茶については・・・
いろいろ伝説やら逸話が多すぎて、それがノイズになって、なんだか良く分からなくなっていることが多いんじゃないかと思っています。
そのへんを解きほぐしていければ、と。
例えば、大紅袍。
「大紅袍って一体何なのか?」
「純種大紅袍というのがあるが、あれは何だ?奇丹?北斗?雀舌?それとも・・・」
といったあたりも、できるだけスパッと明解に行きたいな、と思います。
さらには、最近、向こうで流行っている、牛肉、馬肉、龍肉なんて話もご紹介する予定です。
鳳凰単欉についても、同様にスパッと行きたいと思います。
たとえば、単「叢」なのか単「欉」なのか、という話とか。
これらの三大烏龍茶を2時間で説明するというだけでも、無謀この上ない試みなのですが、なんとかギュギュッと濃縮したいと思います。
恒例のテープレコーダー早回しみたいな早口&どんどん流れゆくスライド、になると思いますが・・・
また、時間の関係で試飲できるのは、いつものごとく数種類になる予定です。
が、いつもよりもさらに分厚いレジュメをご用意してお待ちしています(←分量の多さに泣きそうになりながら、翻訳してます)。
一応、1回完結のスタイルにしているので、前の回を受けていなくても参加可能です。
もっとも、第1回を聞いていただいていると、より分かりやすいと思います。
日程はこちらです。
【第4回・東京】2017年11月12日(日) 14:00~16:00
【第4回・東京】2017年11月19日(日) 10:30~12:30
【第4回・東京】2017年11月19日(日) 14:00~16:00
【第4回・東京】2017年11月21日(火) 14:00~16:00
12月にも予定していまして、今のところ12月3日(日)と10日(日)になる見込みです。
詳細は後日発表しますので、少々お待ちください。
地方開催は、年末年始を避けた方が良いと思うので、1月半ばぐらいから開催していく予定です。
第3回と第4回をセットで受講できるようにしますので、こちらも少々お待ちくださいませ。
あと、第3回「白茶と黄茶」が「夏休み期間に重なり参加できなかった」という方が多かったので、追加日程を作りました。
【第3回・東京】2017年11月12日(日) 10:30~12:30
この後に第4回があるので、1日で2つ受講することも可能です。
で、今回の講座の前に、今月末から1週間少々、武夷山・安渓などを回ってくる予定です。
茶縁を伝えば、工場やら茶畑を詳しく見せてもらったりもできるのですが、それをやると旅行記が書きにくくなるので、今回は無しで。
※コネを使って行った旅は、普通の人は真似しにくいので、旅行記としてはこの方が楽しいんですよねw
ほぼ行き当たりばったりなので、ディープなところまでは潜入できないと思いますが、空気感ぐらいは持ち帰って来られれば良いな、と思っています。
私、台湾の烏龍茶だけではありませんw
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