先月下旬になりますが、11月23日・24日の2日間、東京都立産業貿易センター・台東館にて、第15回地球にやさしい中国茶交流会を開催いたしました。
ご来場、ご参加いただきました皆様、またさまざまな形で応援いただきました皆様に御礼申しあげます。
ありがとうございました!
予想以上の盛況に
エコ茶会、主催者側としては、毎年何らかの不安点を抱えて開催しています。
「もう万全。絶対安心」ということは、常にありません(←キッパリ)。
いつも準備が間に合うかは、第4コーナーを回ってからの追い込み一気が決まるかどうか次第ですし、当日も不安要素だらけでオープンしています。
実際、昨年は台風に恐れおののきながらの開催でした(今年はさすがに台風の来ない時期にしました・・・)。
今年はジャパン・ティーフェスティバルさんと別日程開催になったということが、実は一番の不安材料でした。
昨年の様子を見ていると、ジャパン・ティーフェスティバルさんを経由してからの来場者さんが、当日券で多数お見えになっていました。
「この方たちがいらっしゃらないとなると、来場者は6割ぐらいになるかな・・・」という見立てをしていまして。
実際、前売券の売れ行きも直前までは、そのくらいの数値で推移していました。
もっとも、蓋を開けてみると、当日券での参加された方が、今年もかなり多く。
最終的には昨年と同程度の来場者数となりました。
ただ、昨年と大きく違う点は、今年は”エコ茶会を目指して来た方”が、とても多かったということです。
その分、会の趣旨や雰囲気を知っておられる方(初めての方でもWebサイト等で予習済の方)が多く、雰囲気はとても良かったように感じます。
昨年は、いわゆる”お紅茶”な方々も混じっていたためか、やや不穏でしたので(^^;)
人数的には横ばいでも、本当にお越しいただきたい方の比率がグッと高まったのでは無いか、と感じます。量より質、的な。
その1つのバロメーターになるのが、交流ひろばの利用率です。
このスペースの利用度が例年以上に高く、単なる販売イベントではなく、”交流会”という看板を掲げている意義は十分に伝わっていたように思います。
毎年楽しみにして来場いただく方も大勢いらっしゃいましたが、最近、中国茶に興味を持った人も多数お越しになっていました。
エコ茶会、中国茶好きさんのハブ(hub。スポークが集まる車輪の軸)になることが目標でもあるので、この傾向はとてもうれしいです。
新しい風も
今年のエコ茶会は、来場者数が若干減るかも・・・という見込みもあったので、イベントや茶席も数を絞り込みました。
そんななかでも、茶席では新しい方にもデビューいただいたりしていますし、いろり茶席などの新しいイベントも始まりました。
出店者数は過去最高になり、新しいお店の方も加わりましたし、常連のお店の方はより見やすく買いやすいお店のスタイルを打ち出されていました。
いつもと同じ顔ぶれのお店、淹れ手と言われがちなのですが、それぞれのお店や淹れ手の方は1年間の間に様々な経験やノウハウを蓄積されています。
そうしたものを毎年、エコ茶会で還元いただいているわけなので、じっくり見ていただくと変化が確実にあります。
お店も淹れ手の方も日々成長を続けているので、いつもと同じような顔ぶれであっても顔つきは違うのです。
初めてデビューしたお店や淹れ手の方も、おそらく最初の出店では、いろいろと戸惑うことばかりだったかもしれません。
しかし、来年はそうしたところをきっちりと修正してこられることでしょう。
そんな変化を見られるのも、エコ茶会という場なればこそかな、と思います。
愛好家による会
また、今回も多くのボランティアスタッフの方に支えていただき、無事に会が開催されました。
こうしたスタッフさんの力無しには、エコ茶会は開催できません。
今年はスタッフ不足でちょっと大変でしたので、来年、お手伝いいただけそうな方は、是非お手伝いください~。
それから、エコ茶会は、”お茶の愛好家がつくるお茶イベント”です。
一応、形の上では私が実行委員長ということになっていますので、勘違いをする方もいるようです。
が、私のイベントというよりも、お茶好きさんの想いを受けて、それをどう形にするかを委託されている、というイメージで運営しています。
来年以降も、このスタンスで運営を続けていきたいと思います。
次回は、浜松町へ戻ります!
さて、気になる次回のお話です。
エコ茶会の大きな転機は2010年に開催した第5回開催です。
第4回までは、公民館で茶席だけのスタイルで行っていたイベントでした。
それが、本格的な展示会場を使った、お茶の総合イベントになったのは、2010年の浜松町でした。
以降、毎年、秋~冬のイベントとして浜松町で開催を続けてきました。
しかし、その浜松町の建物は、東京都の再開発事業によって、取り壊し・新築工事に入りました。
そのため、エコ茶会は2015年からは浅草に場所を移して、開催してきました。
が、あの転機になった2010年の第5回開催から10年。
いよいよ東京都立産業貿易センター・浜松町館が、40階建ての近代的なビルになり、9月に再オープンする予定です。
その真新しい建物がこちら(イメージ図)。
天井も高く、広々とした空間に生まれ変わるそうです。
また、浜松町駅からのアクセスも直結のペデストリアンデッキができるそうで、信号なども渡らず、迷わずお越しいただけるようになります。
今後、エコ茶会は、この新しい会場を利用して、新しい中国茶のイメージをみなさんと一緒に作って行きたいと思います。
気になる日程は、
2020年11月21日・22日(土・日)
今年の開催と同じ週末のイメージです。
翌日は勤労感謝の日で3連休の週末になります。
買ったばかりの手帳に、まずはこちらの日程をご記載ください。
それでは、来年、浜松町で会いましょう(^^)/
第16回 地球にやさしい中国茶交流会
2020年11月21日・22日(土・日)
東京都立産業貿易センター・浜松町館
色々新企画も投入しますよ~
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