中国旅行

福建烏龍茶の旅2017(14)安渓への行き方・茶葉大観園

安渓行きは枋湖バスターミナルから

厦門2日目。
今日は安渓に行きます。

厦門の交通網は整備を行っている真っ最中。
バスターミナルも集約・整備が進みつつあり、以前の私のブログに載せていたような大昔の情報は役に立ちません。
現地のバス情報が分かるサイトに行くと、安渓行きは枋湖、高崎、集美などのバスターミナルから頻発しているようです。
その中で、もっとも街に近いと思われる枋湖バスターミナルを目指すことにしました。
市内から厦門高崎空港に行く途中にあります。

駅前から、まずは市バス42番に乗車。

枋湖バスターミナルは交通の結節点になっているので、色んなバスで行けるみたいです。
約20分ほどで到着。

立派なバスターミナルです。
1階にはケンタッキーやマクドナルド、真功夫なども入っているので、簡単な食事もできる感じです。

階段を上がって、入っていきます。
ちょっと薄暗い感じですが、切符売場は建物奥の方にあるようです。

まずは時刻表をチェックしてみましょう。

かなり行き先がたくさんあるようですが、安渓は泉州地区なので、泉州地区を見てみます。

安渓行きは10分前後に1本出ている模様です。
これは安渓県の県城(県庁所在地の街)行きです。
中国茶都に行くなら、これでOKです。

そのほか、茶の名産地である、安渓西坪や安渓祥華行きもあるようですが、これは1日4本とか1本とか。
安渓の県城で乗り換えた方が現実的かもですね。

とりあえず、バスはありそうなので売場に行って切符を買います。

切符を買うのには、身分証が必要でした。外国人はパスポートを提示します。
日曜日だったので割引価格だったのかもしれませんが、安渓まで30元でした。

このあと、搭乗口に入るところで荷物のX線検査と身分証の確認が。
バスターミナルでは、結構厳重に対策している感じです。
まあ、道中、フラッと人を拾っていったりするんで、「あれは何だったんだ・・・」と思うのは、いつもの中国ですw

このあと、1階に降りて、16番乗り場へ。

10分間隔で出ているので、バスはすぐに来ました。
切符売場でパスポートを見せたら外国人ということに気づき、少し時間に余裕のある切符を売ってくれたので、焦らなくて済みました。

バスは中型バスです。

エアコンも効きますし、まあ普通なんですが、清掃は一度もしたことがないの?というぐらい、ホコリがうっすらとw
8名ぐらいの乗車と割とスカスカな感じで出発しました。

バスは、ここから市内を巡っていき、道端で乗客を拾っていきます。
あちこちで途中乗車が結構あります。
さらに空港近くの高崎バスターミナルを経由していきます。

出発してから20分ほどで、アモイ島を出ます。

アモイ島の対岸にある、集美バスターミナルも経由。
現地のバス情報サイトでは、安渓行きのバスはたくさんのターミナルから出ているように見えましたが、こうして同じバスが経由していくという意味だったんですね(^^;)
であれば、始発の枋湖から乗る方が席も確保できるし良いでしょう。

出発してから40分ほどで厦沙高速に入ります。
安渓までは66kmとの表示が出ていました。

そこからは快調に飛ばしていき、約30分ほど。安渓龍門というインターで高速を降ります。
高速を降りて少し行ったところで停車し、途中から乗ってきた人の料金を集めに来ます。
チケットは最後まで無くさないようにしましょう。

その後、安渓官橋に停車し、終点の安渓バスターミナル(安渓汽車総站)に着きました。
厦門を出てから1時間40分ほどでした。

バスターミナルは結構、立派です。

市内・茶都方面へ

この安渓バスターミナル(総站)は街の外れにあり、街の中心部や中国茶都に行くにはバスに乗り換えるか、バイクタクシーあるいは滴滴を利用するしかありません。
とりあえず、道の方に出てみます。

ターミナル側に大きくバスの路線図が出ていました。

中国茶都や市内方面に行くなら、1路のバスのようです。
こちら側は反対方面なので、バスターミナルとは反対側の方に渡ります。

そうそう、こっちこっち。
バスは行ったばかりだったようで、なかなか来ません。
バイクタクシーもいることはいるんですが、まあ、まずはバスに乗ってみたいな、と。

10分ほど待って、1路のバスが到着。乗り込みます。
ミニバスでした。

料金は1元で、エアコン使用期間(5月1日~10月31日)は、2元になるそうです。
本数は少ないわりに、乗客は多いです。結構混み合いますね。

安渓城隍廟

茶都へ行く前に、茶葉大観園を見ていこうと思います。
途中のバス停で降りて、少し歩き、こちらの歩道橋のある交差点へ。

山の方へ上がっていく道を歩いて行きます。

鳳山風景区・安渓城隍廟の看板を見つけて、そちらの方へ。

入口のところで、チケットを購入。
5元と良心的なお値段。

入口を入って奥の方には安渓城隍廟が。
目指す茶葉大観園は、この道の奥。山の上の方ですね。

茶葉大観園

山を少し登りまして、茶葉大観園にやってきました。

入口のところには、おなじみの陸羽像。

ここには様々なお茶の品種が植えられています。

鉄観音、黄金桂、本山、毛蟹といった、安渓の著名な品種はもちろん。

凍頂烏龍なんてのもあります(青心烏龍ってことですかね)。

さらには、我らがやぶきたも。
ただ、管理はどうも思わしくないようで、結構枯れちゃっているのも多いです。

なんと言っても、鉄観音が枯れ枯れになってしまっていたのは、ちょっとガッカリしました。
そこは一番頑張って欲しいところなので・・・

品種は結構細かいのがあって、例えば、奇蘭を例にとると、

赤葉奇蘭、金面奇蘭、白奇蘭、小葉奇蘭、早奇蘭、白芽奇蘭・・・

といったふうに、奇蘭だけでもたくさんあります。
佛手も緑芽佛手と紅芽佛手があったりして、良く言われている品種も、さらに区分できるのか・・・というカルチャーショックを受けることが出来ますw

上の方からは、安渓の県城の街並みが見渡せます。

高層マンションが続々建設中で、これが茶産地の安渓?と思われるかもしれません。
この県城は、安渓県の南東の端っこで、標高の低いところです。
実際の茶産地は、もっと標高の高い西の方がメインです。
そこまで行くとなると、またバスで1時間とか2時間。
しかも、現地に着いてからも足がない・・・という感じになるので、車をチャーターするとか、交通手段の確保が必要だろうな、と思います。

さて、帰りのバスのことを考えると、あまり時間も無いので、中国茶都に向かってみたいと思います。

続く。

 

 

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安渓、11年ぶりでしたw

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