お茶

中国茶の世界にようこそ2019(2)様々な名茶と買えるところ

前回の続きで、具体的なお茶の銘柄と買えるところをご紹介していきます。

(1)中国茶の全体像
(2)様々な名茶と買えるところ ← Here
(3)簡単なお茶の淹れ方と茶器

前回の六大分類(ろくだいぶんるい)に沿って、著名なお茶をご紹介していきます。
基本的には、日本国内でも入手可能で、かつ際立った特徴のあるお茶についてご紹介していきます。
また、講座などでの反応から、日本人の方に好まれやすいと思われるお茶を中心にしています。
日本の方の人気は烏龍茶に偏りがちなので、烏龍茶は比較的細やかにご紹介します。

以降、できるだけ日本で一般的な読みがなを振りますが、「かな」は日本語読み「カナ」は中国語読みです。
中国語読みが一般化しているお茶もあるので。

かなり長い記事になりましたが、辞書的に見ていただければ、と。

緑茶

中国茶といえば、日本では烏龍茶のイメージ・・・なのですが、中国でもっとも多く生産され、飲まれているのは緑茶です(2015年の統計では約159万トン。全体の生産量の約66%を占める)。
ケンミン愛飲・・・もとい人民愛飲の茶類なので、種類もひときわ豊富です。お値段も安いのから高いのまで色々あります。
が、やはり飲む価値があるのは、名優緑茶(めいゆうりょくちゃ)と呼ばれる高級緑茶です(緑茶の生産量の大体半数を占める)。

味はもとより、見栄えの美しさも品質の一つなので、ほとんどが手摘みで、人件費のカタマリのようなお茶です。
そのため、高いと言えば高いのですが、1人分の茶葉量は1gもあれば十分ですし、良いお茶ほど日がな一日飲めちゃうお茶なので、そう考えるとコスパは存外悪くないのです(日本茶の相場観は捨ててください。ほとんど機械摘みですし、茶葉の使用量も違うので)。

龍井茶(ロンジンちゃ)

中国緑茶といえば、真っ先に名前の挙がるお茶です。
釜炒りで仕上げられる平べったい形状をした緑茶で、独特の香ばしさがあり、日本人の口にも合うように思います。

農家での試飲風景。色の濃いもの・大きいものほど遅摘み

浙江省杭州市が原産で、なかでも原産地に近い、西湖龍井(せいこロンジン)は中国緑茶のトップブランドです。
その年の一番茶などの最上級品は、中国のお茶屋さんの店頭でも500gで1万元(約18万円)の値段がついています。
中国緑茶は、基本的に早摘みのお茶ほど値段が高く、そこから急激に値段が下がっていきます。
実際はそこまで出さなくても、美味しいお茶はあるのでご安心を(高すぎるのは味わいが淡くて慣れるまで、良さが分かりにくいです)。

龍井茶自体は、浙江省で広く作られており、西湖龍井よりも、お手頃なものも多くあります。
多く流通しているお茶だけに、産地や用いられる品種による味わいの違いなど、追求のしがいのあるお茶だと思います。

碧螺春(へきらしゅん・ピロチュン)

龍井茶と並んで知名度の高い緑茶です。
小さな新芽が巻き貝状になっていて、新芽の産毛がフワフワと見える緑茶です。

新芽の表面にある産毛が浮き上がる

江蘇省蘇州市が原産で、非常に小さな新芽を手摘みして作ります。
小さな新芽を手摘みするのは、非常に過酷な重労働で、熟練した職人さんでも1日に摘めるのは3~4千個がやっと。
500gのお茶を作るのに、この新芽が約6万個は必要という話なので、人件費のカタマリ・・・のようなお茶です(良いお茶は安くありません)。

黄山毛峰(こうざんもうほう)

世界遺産にも選ばれている風光明媚な安徽省黄山の緑茶です。
芽の部分と下の小さな葉っぱで作られたお茶で、少し青っぽさも感じますが、クリアで透明感のあるお茶です。

小さな芽と葉を使っているのは高品質の証

生産地域が広いためか、比較的お手ごろな価格で良品を入手することが可能なのも嬉しいところです。

安吉白茶(あんきつはくちゃ)

浙江省湖州市の安吉県で生産されている緑茶です。
緑茶なのですが、白っぽい品種を使うため、この名前があります。

早摘みのものほど白く、遅摘みになるほど緑に近く

白っぽくなった品種は、普通のお茶よりも旨みのもとであるアミノ酸の含有量が約3倍と高いのが特徴です。
淡い味わいの中に旨みがギュッと詰まったお茶になりますが、肥料で作ったベタッとした旨みでは無いので、サラッと飲めるお茶です。
ここ30年ほどで出てきた新しい名茶ですが、日本人の方の口にも良く合うようです。

太平猴魁(たいへいこうかい)

安徽省黄山市の黄山区(旧・太平県)が原産の緑茶です。
一度見たら忘れないようなインパクトのある大ぶりの外観が特徴です。

正統な製法で作られると表面に網目模様が

実際に飲んでみると、外観に反して大味どころか、妖艶さすら感じるトロッとした味わい。さらに蘭の花のような香りのあるお茶です。
生産地域が狭い分、良品の流通は少なく、どうしても高価になりがちなのですが、魅せられてしまう方も少なくありません。

雲南毛峰(うんなんもうほう)

雲南省で生産されている新芽を使った緑茶です。
独特の柑橘系に似た香りがあり、これも緑茶なの??と感じる味わいです。

茶の原産地に近い雲南省は、原種に近い、大きな葉っぱの品種(大葉種。いわゆるアッサム種)が植えられています。
アッサム種は渋みの成分であるカテキン(ポリフェノール)が多いため、渋みが勝ちやすく緑茶向きでは無いとされます(紅茶に向きます)。
が、このお茶は渋みの少ない芽の部分を中心に使うことにより、渋みを避けるとともにアッサム種ならではの特徴を引き出しています。

紅茶

中国は紅茶の原産国でもあります。
最近は、国内向けの高級紅茶がブームになっており、良品の多くは国内で流通しています。
昨今の高級紅茶は、中国人好みになっているのか、渋みが少なくて自然な甘みと甘い香りがあり、煎の効く紅茶(長蒸らししてポットに出し切るのではなく、急須などで何煎も淹れる)がほとんどです。
2015年の中国の生産統計では、紅茶の生産量は約22万トンで全体の約9%ほどです。

祁門紅茶(キーマン/キームンこうちゃ)

安徽省黄山市の祁門県を中心に生産されている紅茶です。
ダージリン、ウバと並んで世界三大紅茶として知られる、あのキーマン(キームン・Keemun)です。

左が新製法(紅香螺)、右がカットされた伝統製法

表記では、祁紅と省略されることもあります。
日本では”スモーキー”という表現で流通しがちなのですが、本当に上質な祁門紅茶は「祁門香」と呼ばれる、独特の糖蜜のような、バラやリンゴにも喩えられる甘い香りがあります。
伝統的には製茶後にカットされ、水色や味わいを強めに出す工夫がされていましたが、近年は渋みのより少ないカットしない新製法も登場しています。

雲南紅茶(うんなんこうちゃ)

雲南省で生産されている紅茶です。
滇紅(てんこう)という略称でも知られます(滇は一字で雲南の意)。

最近は工芸茶タイプのものも

アッサム種を用いて作られることが多く、中国の紅茶の中では、お茶の色が深い紅色になることが多い紅茶です。
最近は、渋みを好まない中国の方の好みに合わせ、新芽のみを使った紅茶なども作られています。

正山小種(せいさんしょうしゅ)

福建省武夷山市で生産される紅茶の祖ともされる紅茶です。
海外ではラプサンスーチョンの名前でよく知られています。

近年は薫香の無いものが主流

輸出用の正山小種は、松の煙で燻煙され、正露丸にも喩えられるスモーキーな香りが特徴です。
しかし、国内向けではこのような香りがあまり好まれないことから、薫香の無い穏やかな味わいと甘さを有するものが一般的になっています。

金駿眉(きんしゅんび)

福建省武夷山市で2006年頃に新しく開発された紅茶です。
中国の現代的な高級紅茶の代表格として名を馳せており、非常に高級な紅茶として知られています(最高級品の定価は、500gで約23万円)。

グレード違いの金駿眉

武夷山の中でも高山地域にある茶畑から、芽だけを厳選して摘みとるため、非常にコストの高い紅茶です。
正山小種の製法と烏龍茶の製法を組み合わせた、紅茶の概念を越えた製法で作られており、独特の甘い香りを有する紅茶で渋みも全くありません。
残念ながら他産地の模倣品も数多く出回っており、本当の金駿眉を探すのは非常に困難でもあります。

 

烏龍茶

かつては「青茶」という分類名でしたが、2014年以降、烏龍茶という表記に変更されています。
中国の国内でも、主に福建省と広東省の一部、そして台湾で多くが生産されています。
2015年の生産量統計では、烏龍茶の生産量は約29万トンで全体の約12%を占めます(台湾の生産量は含みません)。

烏龍茶は発酵と焙煎という工程の微妙な匙加減によって、香りと味わいが劇的に変化すること。
産地の環境などによっての味わいの変化も感じやすいことや品種の多彩さなど、さまざまな変数要因が多いため、熱心な愛好家の方も多い茶類です。
台湾のお茶については、以前、台湾のお茶ガイドという記事にまとめていますので、詳細はそちらでもご確認ください。

安渓鉄観音(あんけいてっかんのん)

福建省安渓県で生産されている烏龍茶です。
鉄観音は烏龍茶を代表する高級品種であり、味わいと香りの高さには定評があります。

近年は清らかタイプが主流に

日本では「鉄観音」は茶色い色をしたお茶として認識されていますが、現地では写真のような緑っぽいタイプが主流になっています。
蘭の花のような強烈な香りと飲んだ後に喉からこみ上げてくるような余韻が特徴です。
同じような製法で品種違いのお茶としては、黄金桂(おうごんけい)なども香りの高さに特化したお茶として著名です。

なお、安渓から台湾に渡って作られるようになった、木柵鉄観音は伝統的な鉄観音の焙煎を維持しており、比較してみるのも面白いかもしれません。

武夷岩茶(ぶいがんちゃ)

福建省武夷山市で生産されている烏龍茶です。
世界遺産にも登録されている武夷山の独特な自然環境の下で作られ、伝統的には焙煎が強く、重厚さを感じる烏龍茶です。

品種や発酵、焙煎により味や香りが異なる

現地では、さまざまな品種から烏龍茶が作られており、品種違いで楽しむことや茶畑の微妙な環境の差異を楽しんだり、経年変化を楽しむなど、奥の深い楽しみ方ができるお茶です。
近年では、焙煎の軽い華やかな武夷岩茶も登場し、より幅が広がっています。

鳳凰単叢(ほうおうたんそう)

福建省との省境に位置する、広東省潮州市で生産されている烏龍茶です。
香りの高い鳳凰水仙種という品種のグループが存在し、1本1本の木の香りが異なることから、他の木とは混ぜずに製茶したことから、単叢の名があります。
現在は品種化した灌木をまとめて製茶することが一般的ですが、中には数メートルの高さの古い茶樹1本から製茶するものもあります(ただし、非常に高価です)。

お茶とは思えぬフルーティーな香り

用いた茶の品種の香りによって、蜜蘭香、桂花香、黄枝香などの名称が付けられており、その数は数え切れないほどです。
葡萄や果物、花のような香りなど、その香りのパターンは本当に青いお茶の葉から出てきた香りなのか?と感じるぐらい、多彩です。
山地に育つお茶でもあるので茶園の標高や発酵・焙煎の程度などで、味わいに違いがあることも愛好者が多い要因です。

文山包種茶(ぶんさんほうしゅちゃ)

台湾の台北市郊外。新北市で生産されている発酵程度が軽めで、長細くよじれた形をした烏龍茶です。
清らかな香りが特徴で、清茶(せいちゃ)の名でも知られます。詳細は以下の記事にて。

凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)

台湾の中部。南投県鹿谷郷を中心に生産されている、丸まった形をした烏龍茶です。
伝統的には焙煎が強いものが主流でしたが、近年は発酵も焙煎も軽い、清らかタイプも増えてきています。
また、金萱(きんけん・きんせん)、四季春(しきはる・しきしゅん)、翠玉(すいぎょく)などの特徴ある香りを持った品種で作られるものもあります。
詳細は以下の記事にて。

高山烏龍茶(こうざんうーろんちゃ)

台湾の高山地域で生産される、丸まった形をした烏龍茶です。
多くは発酵も軽く、焙煎も軽いかほぼしないタイプが多いですが、一部には発酵も焙煎も強めのものもあります。
梨山(なしやま・りざん)、阿里山(ありさん)、杉林渓(さんりんけい・すぎばやしけい)などの産地が著名で、産地ごとの味わいなど、さまざまなこだわりを持って選ぶことが出来ることから、愛好者も多いお茶です。
詳細は以下の記事にて。

東方美人茶(とうほうびじんちゃ)

台湾の北部(桃園県・新竹県・苗栗県および新北市)で生産されている烏龍茶です。
伝統的には、本来は茶の害虫であるウンカ(チャノミドリヒメヨコバイ)の咬害に遭った、新芽と下の小さな葉2枚(一芯二葉)を摘み、重発酵で製茶することによって、繊細な味わいと独特の甘い香り(蜜香)を引き出すお茶です。
詳細は以下の記事にて。

 

白茶

白茶は中国の一部の地域(福建省)だけで生産されているお茶でした。
しかし、近年、作りたての新茶ではなく、数年寝かせたお茶の魅力が伝わるにつれ、生産量が急増しています。
プーアル茶のように餅状に固めたお茶も出回るようになっていますし、現在は雲南省などでも、月光白(げっこうはく)のような白茶が生産されています。
2015年の中国の生産統計では、生産量は約2.2万トン。全体の約1%を占めます。

白毫銀針(はくごうぎんしん)

英語名はSilver Needle。
ぷっくりとした新芽部分のみを使って作る白茶です。

芽がぷっくりとしていて産毛が多いほど上質

茶摘みの手間がかかることから高級白茶として知られ、芽から出る甘みが特徴的なお茶です。
揉み込みを行っていない分、味わいの抽出がゆっくりなので、ゆっくりと味わいたいお茶です。

このほか、葉っぱの部分が少し入った白牡丹(はくぼたん)というお茶もあり、こちらは葉っぱが入った分、味わいの甘さは少なくなりますが、甘い香りはより強くなります。
また、芽を使わない、寿眉(じゅび)というお茶は、香港などでは日常茶として親しまれています。

黄茶

中国のお茶の中でももっとも生産量の少ない茶類です。
2015年の中国の生産統計では、665トンと0.1%にも満たない稀少茶です。
緑茶の製茶とほぼ同じ工程を経ますが、途中で悶黄(もんおう)という茶葉を熱や水分で蒸れさせる工程があり、これによって渋みなどの刺激が減るといわれています。
湖南省の君山銀針(くんざんぎんしん)、四川省の蒙頂黄芽(もうちょうこうが)、安徽省の霍山黄芽(かくざんこうが)などが比較的著名です。

黒茶

お茶で使われる「発酵」という言葉は、お茶が持つ酵素による「酸化」のことを指します。
しかし、この黒茶だけは、私たちが「発酵」という言葉でイメージするような微生物の助けを借りるのが特徴です(厳密には微生物だけの働きではありません)。
このことによって、茶に含まれるポリフェノールなどの渋み成分が別の物質に変化し、独特の甘みやまろやかさを生み出します。
黒茶の生産量は、中国では生産量の約1割程度と見られています。

普洱茶(プーアルちゃ)

日本でもっともよく知られている黒茶だと思います。
雲南省普洱市(旧名・思茅市)を中心とした地域で広く作られているお茶です。
プーアル茶には大きく分けて、生茶(なまちゃ)と熟茶(じゅくちゃ)の2種類があります。

プーアル生茶の餅茶を崩したもの

生茶は、プーアル茶の原料茶(天日干しした雲南省の大葉種の緑茶)を蒸して固めたのち、そのまま自然な経年変化を待つものです。
10年や20年ほど経つと、徐々に色が赤っぽく変化していき、渋みが和らいで独特の甘みや香りが出てくるようになります。
ビンテージものとして珍重されるものは、こちらのタイプです。近年は製法の変化により、出荷時から飲み頃のお茶になるものも増えてきました。

一方の生茶は、工場で茶葉を堆積して水分を補充することで、微生物発酵を促す「渥堆(あくたい)」という工程があり、これによって、工場出荷時から黒っぽい円やかな味わいの茶に変化します。
材料を厳選し、丁寧に発酵された茶葉にはカビっぽさなどはありません。

寝かせることが出来るお茶ということから、熱心なコレクターも多く、とりわけ雲南省の奥地にある、樹齢数百年というような古い茶の大木から作られる古樹茶(こじゅちゃ)は、他にはないような余韻が味わえることから、驚くような高値で取引されています。

茯磚茶(ふくせんちゃ)

湖南省安化県のほか、四川省、陝西省、浙江省などで生産されている黒茶です。
夏場の暑い時期(三伏)の時期に収穫される成熟した茶葉を用い、レンガ(磚)状に固められることから、この名があります。

湖南省産の茯磚茶

茯磚茶には製茶後、熟成をさせる期間があり、このときに通称・金花(きんか)と呼ばれる、冠突散嚢菌という微生物が働くことで知られます。
近年は、この金花に大きな健康効果が見込めるのではないか、としてさまざまな研究が進められています。

上質な中国茶は、どこで買えるか?

ここまでご紹介してきた中には、特徴的な味わいや香りを記載したものもあります。
しかし、これはその名前が付いているお茶ならば、どのお茶にでもある特徴というわけではなく、上質なものにのみ表れる特徴だったりします。
せっかく飲んでいただくのなら、そうした一定水準を超えたお茶を飲んでいただきたいな、と思います。
健康目的で飲むのであれば、毎日続けられるお値段という話になるのですが、美味しいのを飲もうと思うのであれば、多少高くても良さが存分に味わえるお茶の方が良いと思います。

まず、このようなお茶はスーパーマーケットでは販売していません。
量販店は、どうしても売れ筋になる値段のお茶しか置かないからです。
日本茶の場合は、機械摘みなどで省力化が徹底していますので、100g1000円を超えたら高級茶という分類になり、大抵はそれ以下のものしか置かれません。

先にも述べたように、中国茶は手摘みで摘まれるものですから、現地でも良質のものは安くても100gで2000円以上のお値段が付いています。
さらに、舶来品なので輸入時の農薬検査やら通関費用やらで、日本に持ってくれば、現地の値段よりは高くなります。
そのあたりを考えると、上質な中国茶を売場に置くのはかなり難しいのです。

そうなると、やはり頼りになるのは、日本国内の中国茶専門店です。
それも店主の方が、しっかりと美味しいお茶の味を知っており、品質に妥協しないような姿勢があるお店になると思います。
こういうお店を何軒か見つけると、中国茶の楽しさも一層増すと思います。

実店舗のあるお店

日本国内に中国茶専門店で実店舗を持つお店は、多くはありません。
全国で喫茶・販売を全て含めても、おそらく300店舗は無いと思います。
地方によっては、県内に1店もお店がない・・・なんてことも、結構あります。

一応、私が管理人の以下のサイトが、かなり網羅していると思います。

中国茶情報局CTTea.info

喫茶のお店の詳細は、このブログで連載しております「日本全国茶館・茶荘めぐり」も参考にされてください。
写真も多めなので、雰囲気などは少し掴みやすいのではないかと。

以下、私が行ったことのある範囲内で、品揃えが多めだったり、品質が特に高かったり、初心者の方からの評判が良かったり、の業歴長めなお店を何軒かご紹介します。(順不同)

遊茶(東京・表参道) 高品質な中国茶を紹介する老舗的存在。様々な名茶が揃うほか、必要な道具なども各種取り揃え。中国茶教室なども開催。
悟空茶荘(横浜・中華街) 1981年開業の中国茶専門店の草分け的存在。1階が物販、2階が喫茶となっており、お茶や茶器の品揃えも豊富で気軽に立ち寄れる雰囲気。
茶語(東京・新宿/札幌) 新宿髙島屋、札幌大丸に入っている中国茶専門店。ティールーム併設。明るい雰囲気で立ち寄りやすい。品揃えも比較的豊富。
岩茶房(東京・中目黒/京都) 1988年創業の武夷岩茶専門店。伝統的な製法で作られた高品質な岩茶にこだわり。ティールームがメインだが茶葉の販売も対応可。京都にも支店あり。
姫茶伝(広島・安佐南区) 1998年創業。中国地方では随一の品揃えで、幅広く名茶が揃うほか、茶器の品揃えも豊富。
ChinaTea茶泉(東京・経堂) 物販とティールームを併設。品揃えは多いわけではないものの、品質にこだわったお茶を取り揃え。アットホームで初心者の方でも相談しやすい雰囲気。
小梅茶荘(東京・人形町) 武夷岩茶、台湾茶、プーアル茶などに特化したお店。品質の高い急須なども取り扱い。岩茶は焙煎が軽めのお茶中心。ブログの更新も多く、立ち寄りやすい雰囲気。
心樹庵(奈良・ならまち) 日本茶と中国茶の専門店。1煎飲み切りの小分けパック販売を行っているなど、初めての方やいろいろ試したい方に魅力。店舗は物販メインだが茶会や喫茶営業のあることも。
三宝園(東京・合羽橋) 台湾高山茶の専門店。オーナーさんの実家が阿里山の茶農家で、農家直送の品質の高いお茶を扱う。

上記のお店でも通販を受け付けているところは多いので、遠方の方でも是非チェックしてみてください。

オンラインストア

中国茶、未だにニッチな存在なので、全国配送が可能なオンラインストアは心強い味方です。
カテゴリーキラー的に「特定のお茶に滅法強い」など、個性的なお店も数多く存在します。
星の数ほどあるので、どこが良いかを判断するのは難しいのですが、今までに私が商品を飲んだことがあり、品質的にもなかなか良いのでは?と思ったお店をご紹介します(順不同。海外発送で個人輸入扱いになる事業者さんは省きます)。

今古茶藉 産地の生産者のところまで出かけ、品質の確かなお茶だけを扱う専門店。都内の店舗を山梨に移転中のため、当面はネットショップで運営。
台湾茶ドットネット 台湾茶を専門に取り扱うネットショップ。飲み比べていく上でのオススメの組み合わせなども紹介されていて、学びながら飲むのにも最適です。
鈴茶堂 主に大陸の高品質なお茶を扱うお店。良いお値段が付いていることも多いですが、現地でも見かけないほどのクオリティーで納得感があります。
中国茗茶園 現地まで仕入れに行った品質の高いお茶が少量から購入可能。実店舗もあるのですが営業時間が限られていますので、こちらで紹介します。
Tea Happiness 鳳凰単叢の品揃えが豊富なほか、漳平水仙など、あまり他で見かけないお茶も。
TeaBridge 台湾茶専門の烏龍茶職人こと浦山尚弥さんのお茶。卸売り専門でしたが、現在は一部商品をAmazonにて購入可能。製茶観点で見て品質が高く、品種や焙煎などユニークさも。
HOJO フレッシュなプーアル生茶など品質に優れるお茶も。情報量は多いのですが、独自理論を展開される傾向が強いので、その点は割り引いて読む必要あり。
茶房茉莉花 日本ではあまり見かけない湖南省の黒茶や黄茶に強み。Yahoo!ショッピングに出店しているほか、千葉県佐倉市にティールームを持っています。

ここまでご紹介してきた、それぞれのお店は、品質はきちんとしたものが多いと思うのですが、お茶はあくまで嗜好品。
好みによって、合う合わないがありますので、機会を見つけて実際に試してみると良いと思います。

ネットショップさんとは、なかなか接する機会が無いのですが、お試しパッケージなどを扱っているお店もあります。
また、東京の地球にやさしい中国茶交流会や大阪の大大阪お茶会、京都の吉田山大茶会などのイベントにお店が出店していることもあり、その場合は試飲などを提供していることもあります。
そうした機会を利用して、お店の方と交流するのもよいと思います。

良いお店を見つけると、中国茶の世界めぐりがきっと楽しくなると思います。

続く。

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これでも氷山の一角の一角です(^^;)

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