中国旅行

福建烏龍茶の旅2017(9)流香澗経由で慧苑寺へ

大紅袍から水簾洞方面へ

普通の観光客の方は、大紅袍を見たらバス停の方へ引き返していきます。
が、お茶好きさんはここから水簾洞の方へ歩いて行くのが楽しいと思います。
というのは、いわゆる正岩茶の核心的産地である、三坑両澗を通過することができるからです。
三坑両澗ってのは、牛欄坑、倒水坑、慧苑坑、流香澗、悟源澗をまとめた呼び方です。
お茶好きなら行かなくてどうする?という感じの場所です。

というわけで、大紅袍の横にある階段から、少し山を登っていきます。

横から見た大紅袍。
あんまり見ない角度からのショットです。

この大紅袍のあるあたりは九龍窠と呼ばれており、茶園もいくつか見られます。
大紅袍から少し上がって、山を越えると、このような茶園の景色が広がります。

岩山と岩山の間に、お茶の木が植えられています。
そして、これらの茶園と遊歩道の距離は非常に至近距離です。

お茶の木の根っこの方を見てみると、苔むしてます。
何度でも言いますが、岩茶は岩に生えているわけではありません。
農業ですから、当然土に植えています。岩石が砕けた礫の多い土です。
水はけが良すぎるぐらいなので、茶樹は頑張って根っこを伸ばさないと十分な水が取れません。

遊歩道から、これだけ近い距離に茶樹があるので、悪企みをする人もいるのでしょう。

このような看板が立っていて、注意を喚起しています。
本当のお茶好きさんはそんなことをしないはずです。

あちこちに茶園が広がっているので、そっちの脇道へ入っていきたくもなりますが、観光客には開放されていないので、入ってはいけません。
私有地ですから、見つかると当然、怒られますので。

というわけで、遊歩道に沿って、ズンズン歩いて行きます。

倒水坑方面へ

大紅袍の斜面を降りていったところで、右に折れ、倒水坑方面へ向かいます。

どうも、こっちの路線は歩いている人が少ないです。
みんな大紅袍だけ見て戻っちゃうんですね。三坑両澗の中を通れるというのに・・・

歩いていると、あちこちに茶畑があります。

いずれも大規模なものではなくて、小規模なものがほとんどです。
そりゃ、正岩茶の産量は少ないですね。稀少なのは当然です。

さらに茶樹の下には雑草が多く生えている、生態茶園の形態をとっているものも多いです。
明らかに育て方が違うな、と。

しばらく歩くと、別の道に出ました。

両側に岩山。
茶樹の切れているところには小川が流れています。
ここが倒水坑だったようです。

まさに岩山の間に茶樹が植わっています。

流香澗

遊歩道はククッと右に折れます。
そこに看板がありました。

流香澗に来ました。
大紅袍からここまで30分ぐらいです。

こちらのイラストマップで行くと、右上の方から来て、倒水坑に入り、流香澗の方に出てきたことになります。
目の前には、岩山が迫っている場所が。

足元には、小川が流れています。
道幅は結構狭いです。

ここが紛れもない、流香澗だったようです。

道なりにズンズン進んでいくと、茶畑もよく見かけます。

奇岩の下の茶畑。武夷山っぽいですね。
進んでいくと、灌木ではなく背の高いタイプの茶樹も出てきます。

前を歩く方との対比で高さを想像いただきたいのですが、おそらく3mぐらいあるんじゃないかと思います。
これ、茶樹だって気づかない方もいるかも。

根っこはこんな感じです。

慧苑寺へ

アップダウンはそれほどでもないのですが、かなり山の中感のある道が続きます。
隣には小川が流れていて、川で削られてできた谷なのかな、と思います。

しばらく歩いていると背の高い茶樹が目立つようになってきました。

どうやら老欉水仙のようですね。
老欉水仙といえば、慧苑坑?と思ったら、やはりそうでした。

ここから少し歩くと、ちょっと開けた場所に出ました。
建物が見えます。

慧苑寺ですね。

流香澗から、ここまで20分ぐらいでした。
今回のルートで大紅袍から歩くと、そこそこの早足ペースで約一時間ぐらいということですね。

続く。

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続いて慧苑坑を歩きます

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