今年は例年に増して、体力・気力の回復に時間がかかり、お礼がすっかり遅くなりました。
9月29日・30日の2日間、浅草にある東京都立産業貿易センター・台東館にて、第14回 地球にやさしい中国茶交流会を開催いたしました。
今年は台風直撃という悪天候にもかかわらず、日本全国から大変多くの方にご来場いただきました。
台風のためとはいえ、特に2日目は東海道新幹線の運休などで、静岡以西よりお越しの方は予定通りに行かないこともあったようで、大変申し訳なく感じております。
このような天候だったにもかかわらず、無事に2日間の日程を終えることができました。
ご来場、そしてさまざまな形で応援いただきました、全ての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました!
・・・きっと、後で「あの10周年の時のエコ茶会は、台風で大変だったねー」と語られるであろう伝説の回になるんだろうと思います(^^;)
今年から入場料制でした
今年のエコ茶会からは入場料制を導入しました。
「ひょっとしたら、閑古鳥が鳴くかも・・・」と恐れおののいていたのですが、両日ともに想定以上の方にお越しいただけました。
本当にありがとうございます!
入場券は前売りと当日販売の2種類を用意していました。
前売り券は、QRを受付で提示するという、なんとなく中国っぽい?受付にしてみました。
QRコードを呼び出すのに時間がかかったり・・・ということはありましたが、わりとスムーズに受付できたので、これはなかなか良かったのではないかと思います。来年もやりたいと思います。
個人的には、前売りの方が多いだろうなぁ・・・と予測していたのですが、前売りと当日の比率は、だいたい半々でした。
ジャパン・ティーフェスティバルさんを見た後にいらっしゃる方も多かったことも影響していたのかな、と。
もっとも、ネットで決済とか予約が苦手という方もいらっしゃるので、前売り券の形式はネット以外も少し考えてみようと思います。
パンフレット、少し気合い入れました
今回の来場者数の想定の難しさは、来場者の方にお配りするパンフレットが足りなくなるという事態を引き起こしました。
少し多めだから、後で通販に回そう・・・と思っていたのですが、当日分すら足りませんでした。
当日券入場で、お渡しできなかった方、申し訳ございません。
今年から、パンフレットは32ページの冊子になりました。
中身はイベントの紹介が8ページ。
残りは「中国茶の歩き方」という、中国茶の入門者の方向けの内容です。
「お茶って、そもそも何?」という話に始まり、呪文のような用語の多い中国茶を読み解くための用語集(読みがな付き)も。
さらにゆえじさんによる、お茶の淹れ方・飲み方の分かりやすい図解記事。
そして、知っておきたい名茶一覧と全国の中国茶専門店さん90店舗の一覧表という構成です。
これらの項目は断片的には雑誌や書籍に載っていたり、Webにも掲載されているものかもしれません。
が、”1冊にまとまっている”、”最新情報”という点に価値があるんじゃないかな、と思います。
とくにここ数年は、中国茶の新しい本(特に入門書)が出ていません。
そのため、最近中国茶を始めた方や興味をもった方は、「何が常識で、何が応用編の話なのか分からない・・・」ということもあったと思います。
一応、この冊子では、ベーシックな部分の約6割ぐらいを網羅している・・・と思うので、ぜひ参考にしていただければ、と。
もっとも、冊子としての体裁などはまだまだ改良の余地があります。
というか、余地だらけ!です。
このあたりは、今後、エコ茶会が続いて行く中でどんどん充実させていきたいと思いますので、毎回、成長を楽しみにしていただければと思います。
当日、部数切れでもらえなかった!という方や、行けなかったけれど「読んでみたい!」という方、増刷しましたので、こちらでお求めくださいませm(_ _)m
例年よりも、”交流”感が
今回の特徴は、入場料制ということもあってか、来場された方の滞在時間が長かったように感じます。
昨年までは、無料ということでフラッと入って、会場を一回りしてすぐに出て行ってしまう・・・という方も多かったんですが、今年はじっくりと試飲されたり、お店の方やお友達と話し込まれる方が多かったように思います。
無料開放になった交流ひろばでは、Twitter繋がりのお茶好きさんがワイワイお茶を飲んでいたり、なぜか?工藤佳治先生がお茶をみなさんに淹れたりしていました。
かなり、密にお茶で繋がっている感はあったんじゃないかなーと思います。
その反面というわけではないのですが、
「なんか、あちこちで挨拶してて、一見さんにはハードル高いよ!」
という声も聞こえては来ました。
が、それ、多分思い込みです。
実際の挨拶の中身を聞いてみると「Twitter/Instagramでフォローしてます(初対面)」とか、お店の方に「去年も来ました!(1年ぶり2回目)」という程度のご挨拶だったりすることも多いんですよね(^^;)
一度来ていただいて、お店の方と話したり、茶席に着いたり、イベントに参加されたりしていると、2回目に来た時に、きっと同じことをされると思います(笑)
それに、お店の方も茶席の淹れ手さんも、基本的に「小難しいことを言って偉そうにしよう」のようなな方はおらず、お茶の魅力を伝えたい!という方が多いのです。
初めて来たときは緊張されるかもしれませんが、何人かとお話しになった方は多分、「思い込みだったなー」と思われるんじゃないかな、と。
今年、なんか怖い気がして行けなかった・・・という方。
全然怖くないので、ぜひ来年お待ちしておりますw
あるスタッフさんによれば、「紅茶の方の店員さんはシュッとした人が多くて、こっちは仙人タイプな方が多かった」とレポートしてました(※個人の感想です)。
美味しいお茶、魅力的なもの・人、多数
いつの回もそうなのですが、やはりエコ茶会の根底に流れるものは、”美味しいお茶を一緒に楽しく飲む”、”美味しいお茶を分かち合おう”という精神です。
今回はお店の方も、そうした流れに沿ったお茶を多数用意されていましたし、茶器も良いものが揃っていたように思います。
茶席については、最近のトレンドを取り入れたりしながら、様々なお茶が出ていました。
少し席数が多すぎたかなー、とかちょっとお茶の名前が難しかったかなー、というところも多少ありました。
そのへんも影響してか、特に2日目はかなり空席も多かったので、来年はもう少し手直ししたいと思います。
当初とは来場される方の茶席へのイメージなどもだいぶ変わってきていますし、淹れ手の側の進化もあるので、上手く折り合いを付けられる点を見出していきたいと思います。
さらに、セミナーやイベントも魅力的な講師・演者の方に登場いただき、たくさんの方で賑わいました。
気になる講師の方などを見つけたら、ぜひ今後もチェックいただけると良いのではないかと思います。
あちこちで活躍されている方々ばかりなので。
美味しいお茶、魅力的なもの、魅力的な人たちがギュッと一箇所に集まるのは、エコ茶会ならでは。
そういう場が、パワーを生んでいる側面もあるので、「エコ茶会に参加したら、お茶を飲むペースが上がった・・・」という方もいらっしゃるみたいですw
今年は公募スタッフさんも大活躍!
今年は、こうしたエコ茶会の活動を公募によるボランティアスタッフさんたちに支えていただいての開催でした。
いままでは、ある程度知っている人たちで運営しているという形だったのですが、それでは、やはり今後の発展はありません。
そこで今回から、公募という形を取りました。
いままで、お茶を飲みに来ていただいた方に運営側に入っていただくということだったのですが・・・
あまり仕組み化ができている会ではないので、入ったスタッフさんも、なかなか大変だったと思います。
それでも、お茶好きさんたちの集まる場をつくるために大奮闘していただきました。
ぜひ、スタッフの皆様に拍手をお願いします!
もし、「来年スタッフでも参加してみようかな・・・」と思われたら、ぜひご参加ください!
毎回、なかなか「完璧!」とは行かない運営なのですが、そこも伸びしろだと思っていただきながら、引き続き、応援・来場いただければと思います。
来年の日程
さて、気が早いのですが、来年の日程です。
これまでは、ジャパン・ティーフェスティバル(昨年まではシングルオリジンティー・フェスティバル)さんと協調して、開催してきました。
が、「両方を2日間で見るのは不可能」「別日程でやって欲しい」という声があったことから、来年からは別々の日程で開催します。
出店者さんの中にも、「日程が重なってなければ、両方出たかったのに」という方が結構いらっしゃるので、来年は出店者さんも少し増えるかな・・・と思います。
その気になる日程ですが、
2019年11月23日・24日(土・日)
に、東京都立産業貿易センター・台東館(今回と同じ会場)で開催する予定です。
今年より、2ヶ月弱ほど遅い時期での開催です。
かなり寒くなりお茶が美味しい時期ですし、「年末に入る前に、お茶をチャージ!」という時期でもあります。
なにより、個人的には、
台風や大雪のリスクが少なそう
というだけで、非常にありがたい日程ですw
※今年は台風の進路を見ながらだったので、精神的なダメージが大きかったです。。。
そろそろ、来年の手帳を購入される方もいらっしゃると思います。
購入したらまず初めに、11月23日・24日「エコ茶会」とご記入ください。
それでは来年、また浅草でお目にかかりましょう!(^^)/
第15回 地球にやさしい中国茶交流会
2019年11月23日・24日(土・日)
東京都立産業貿易センター 台東館
来年は台風はないと思いますw
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