宮崎市内から北へ、車で45分ほど。
自然豊かな、人口5000人ほどの木城町。
ここに自然の中に溶け込むように佇む茶館があります。
陶然茶房さんです。
陶芸作家さんの元・ショールーム
ここは、元々は陶芸作家さんのショールームとしてオープンした場所。
お茶を振る舞いながら、作品をゆっくり見ていただこう、という趣向だったそうです。
なるほど、確かに店内のあちこちには器が展示されていますね。
現在は陶芸の方はやっておらず、茶館一本での営業になっているそうです。
メニューは台湾の高山烏龍茶が中心
お茶のメニューは10種類ほど。
お邪魔したときは、台湾の高山茶として梨山系の大禹嶺、福寿山、華岡、翠峰と杉林渓。
このほか、東方美人と老茶、焙煎茶などがありました。スポットで別のお茶が入ることもあるそうです。
お値段は1人の場合は800~1000円程度。同じお茶をシェアする場合は、1300~1700円程度。
これは手作りの茶菓子付きのお値段なので、なかなかリーズナブルなお値段だと思います。
お茶は基本的には台湾で懇意にしている茶荘から仕入れているそうです。
出来の悪いときは断られるなど、かなり品質にこだわったお店なんだとか。
そのため、オーナーさん自身がお茶のエキスパートというわけではありませんが、安定した品質をキープしているようです。
今回は、梨山の華岡のお茶を注文してみました。
こちらのお店は、全てオーナーさんがお茶を淹れてくださるスタイルです。
オーナーさんとお話ししながら、お茶を飲むというイメージですね。
茶葉をたっぷり使っているので、かなり厚みと余韻が感じられる梨山らしいドッシリとしたお茶でした。
なかなかレベルが高くてちょっと驚き。
お菓子には、自家製の地栗のタルト、ちんすこう、いちじくのケーキなど。
地栗は、家にたくさん成るそうで、そうした自家製の食材も多く使っているそうです。
これだけ豪華にお菓子が付いてくるとなると、かなりリーズナブルだと思います。
そして何より稀少なロケーション。
個人のお宅にお邪魔する感じのお店ですが、ドライブがてらに出かけるのに良いお店だと思います。
陶然茶房
住所:宮崎県児湯郡木城町川原933-1
電話:0983-21-4006
営業:11:00~日暮れまで
定休:火曜・水曜日
http://service.kijo.jp/~y-ishida/
中国茶情報局の紹介ページ
秘境茶館ランキングを作れば上位ですね
<アクセス>
街の方から来ると、途中の入り口に小さな看板がありますので、これを見逃さないでください。
※写真は帰り道に撮ったものです。左側の道が街からの道です。
ここを右折し、しばらく山を上がっていくと、右側にビニール車庫が見えます。
その手前(黒い車が止まっているところ)が駐車場です。
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