台湾旅行

台湾あちこち茶館めぐり2016(16)北埔へ

7日目です。
本来ならこの日に帰る予定にしていたのですが、茶農家さんに行く日程がこの日にずれてしまったのです。
そこで予約済のエバー航空の復路チケットを放棄し、明日のバニラ便を取り直しました。
※エバー便、実は往復で約2万円だったので、取り直し分を含めても4万円以下w

この日は朝から茶酔いさんと合流しました。
「北埔に行ったことが無い」とおっしゃっていたので、茶農家さんに行く前に北埔を観光します。

北埔への行き方

客家の街・北埔。かつては行くのが面倒だったのですが、新幹線と台湾好行バスのおかげで、とても便利になりました。
まずは新幹線で、新竹へ。

https://arukichi.teamedia.jp/wp-admin/post.php?post=858&action=edit

台北から35分ほどです。290元でした。

で、新竹駅に着いたら、台湾好行バスの乗り場へ。
駅舎から一番離れたところにある、6番乗り場でした。

新竹から乗ったことがなかったので、ちょっと探しました(^^;)
平日は1時間に1本、休日は30分に1本出ているみたいです。
詳しい時刻表は 台湾好行バスの公式サイト(日本語) からダウンロードできます。
獅山線という路線で探してみて下さい。

北埔老街までは57元です。悠遊カードも使えます。
一日券というのもあり、こちらは乗り降り自由で100元です。単純往復でも一日券の方が少し安いですね。
運転手さんに言って直接購入するスタイルなので、言葉に自信が無い方は、かざすだけでOKの悠遊カードの方が楽かもしれません。
今回、私たちは帰りの時間が読めず、終バスに間に合うか自信がなかったので、悠遊カードで乗車しました。

北埔までは、大体40分ほどです。

 

北埔の街中を観光

というわけで、北埔に10時過ぎに到着しました。
バス停が少し街の外れにあるので、ちょっと歩いて、まずは街の中心にある慈天宮へ。

第3級古蹟に認定されており、北埔の街のシンボルで、住民の拠り所的存在です。

あとは、古い街並みや建物をブラブラ見る、というのが北埔の観光の定番ですね。
大きな街では無いので、まあ45分もあれば一通り眺めることはできると思います。
これに客家独特の客家料理や擂茶を楽しんだり、お菓子や東方美人茶を買ったり。

3時間ぐらいあれば、十分だと思いますし、長くても半日かな、と思います。

このあと、私たちは茶藝館の水井茶堂に行ったのですが、それは別記事にするとして、順番前後して、それ以外のご紹介を。

 

東方美人を買えるところ

私、北埔で東方美人を購入したことが無いのですが(農家で直接買うので)、街中で買えるところとしては茶藝館の水井茶堂。
ここは、いつもお茶を飲みに来ており、品質的には良いものがあると感じています。
東方美人は産量の少ないお茶なので、時期によっては品薄になっていることもありますが、それは仕方が無いところです。

あと、有名店としては老街にある寶記とか。

あるいは北埔農会(農協です)の直売所もあります。

こちらにはパッケージ済の手頃なお茶が置いてあったりします。多くは150gの缶入りです。
あと、品評会受賞茶も定価で販売していました。高いお茶がどのくらいの値段になるのか?を知るのには良いと思いますw

もちろん、試飲はできないのですが、サクッと買うなら、ここを利用するのも手です。

 

食事をするなら

北埔でお食事をするなら、やはり客家料理でしょう。

台湾料理は福建南部の人たちのお料理がベースなので、薄味な感じです。が、客家の人たちは、元々もっと北の方にルーツのある方たち。
なので、結構、味付けが塩辛いものも多く、ご飯がどんどんすすむ感じのお料理が多いです。

食べやすいものとしては、やはり粄條でしょうか。

お米で作ったきしめんのような幅広麺です。
ベトナムのフォーのようでもあり、日本人の方の口にも良く合うと思います。

油で炒めたのもありますが、結構油がきつかったりもするので、個人的にはスープスタイルを推します。

あとは定番なお料理としては、客家小炒。

スルメや豚肉、豆干、野菜を色々炒めたものです。
味付けが結構しょっぱいので、白いご飯と一緒にかきこみたくなるようなお料理です。

これらのお料理を食べたのは、老街粄條というお店。

かなりレトロな食堂といった趣のお店でした。
ローカルな感じを体験したい方には良いと思います。

あと、客家独特の文化として「擂茶」というのがあります。
すり鉢に木の実やゴマとお茶を入れて擂りあげ、そこに湯を注ぎ、ポン菓子や豆などを入れて飲むというものです。
茶藝館などでは、擂るところから自分で体験させてもらえます。やったことが無い方は、是非体験してみていただきたいものです。
擂るのに結構時間がかかりますので、ちょっとお時間には余裕を持ってください。

いやいや、そこまでは・・・という方は、老街の中のドリンクスタンドみたいなところで、こんなのを売っています。

ミキサーでかき混ぜて、手早く作ってくれるのです。
アイスですが木の実などの香ばしさはきちんと残っていて、擂茶ってこんな味なんだ、と感じることはできると思います。
お土産物屋さんではインスタントの擂茶なども売っていますので、気に入ったらお土産にするのも良いかもしれません。

 

続く。

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

北埔ってこんな街です

「台湾あちこち茶館めぐり2016」記事一覧

 

台湾あちこち茶館めぐり2016(15)CHIAO TEA SALON・青田茶館前のページ

台湾あちこち茶館めぐり2016(17)水井茶堂次のページ

ピックアップ記事

  1. 中国茶の世界にようこそ2019(1)中国茶の全体像
  2. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(3)お店選び編(台北版・その2)
  3. 中国茶の世界にようこそ2019(3)簡単なお茶の淹れ方と茶器
  4. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(4)お店での買い方編
  5. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(1)基礎知識編

関連記事

  1. 中国旅行

    春の四川省茶旅2019(1)成都パンダ繁育研究基地

    3月19日~23日に行ってきた四川省旅行の記録を。今回は、茶旅の会…

  2. 中国旅行

    九曲紅梅と龍井茶の郷へ(13)聞鶯閣茶楼・上海へ

    4日目です。杭州最終日にして、ようやく雨から解放されました。…

  3. 台湾旅行

    台湾あちこち茶館めぐり2016(3)鹿港まちあるき

    日陰でミルク饅頭と肉まんの栄養補給をしたので、鹿港の観光再開です。…

  4. 中国旅行

    福建烏龍茶の旅2017(8)大紅袍母樹

    品種が色々大紅袍に行く手前は、品種園となっていて、様々な品種が植え…

  5. 高速鉄道ホームにて

    中国旅行

    九曲紅梅と龍井茶の郷へ(2)上海経由で杭州へ

    成田空港でのドタバタの続きです。トラブルを細かく書いてもしょうがない…

  6. 中国旅行

    春の四川省茶旅2019(3)成都から峨眉山へ。天福のサービスエリア

    名残惜しくはありましたが、鶴鳴茶社を出まして、人民公園近くの目的地に徒…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  1. 台湾旅行

    台湾あちこち茶館めぐり2016(18)東方美人の茶農家さんへ
  2. お茶

    『中国茶の魅力を日本へ!そして世界へ!』
  3. 中国旅行

    九曲紅梅と龍井茶の郷へ(13)聞鶯閣茶楼・上海へ
  4. お茶

    2020年のエコ茶会は、オンライン開催になります
  5. 中国旅行

    福建烏龍茶の旅2017(5)武夷山のお茶工場にて
PAGE TOP