早めに空港へ
今日は武夷山から厦門への移動日です。
飛行機で向かうので、ホテルの前に止まっていたタクシーで武夷山空港へ向かいます。
道中、フライトの時刻を確認され、「空港に行くには少し早すぎない?お茶は買った?」とドライバー氏。
結局、武夷山でタクシーに3回乗って、3回ともお茶屋さんのお誘いがありましたね(^^;)
大紅袍茶都の前を通ったので、「ここは大紅袍茶都だ」と紹介が。
「安いの?」と聞いてみたら、「品質が良い」と返してきました。
模範的な回答だと思います。
絶対的な値段が安いかどうかでは無く、同じ金額を出したときの品質は高いはずですから。
「んー、もう買っちゃったから今度来たときにするよ」と返しておきました。
武夷山空港にて
空港に出発の1時間50分ほど前に到着。
ただ、小型機なので、チェックインは90分前にならないと始まらないそうです。
空港内のお茶屋さんを物色。
安渓発祥の華祥苑茗茶が出てました。いまや上場企業です。
全国統一価格を売りにしているのですが、街中のお店と空港の値段が変わらないということは、スゴく割高では?と思ったり。
制限エリア内には、武夷星のお店もありました。
待合室のフロアにもお茶屋さんがあり。
というか、お茶屋さんしかないですね・・・
そこをふらついていたら、固形の大紅袍がありました。
サイズは色々あったのですが、一番小さい100gのが、空港価格でも20元だったので、試しに買ってみました。
お店のお姉さんに、飲めるの?と聞いたら、「もちろん!」とのこと。
文字や図柄がハッキリと見えています。
裏にも文字が。
3年寝かせると薬、10年寝かせると霊丹の妙薬のようになり、20年以上になると宝・・・と書いてあります。
固形茶といってもプーアル餅茶のようなものではなく、紅茶の粉末をメインにする米磚茶に近い固め方かな、と思います。
武夷岩茶は製茶と精製工程の中でかなりの崩れ葉が出るので、その有効活用には良いのかもしれません。
味は期待しちゃダメだと思いますけど(^^;)
空港は例のごとく、撮影禁止なので、機材の写真は撮れず。
武夷山は革命老区ということもあり、共産党の力が強いところです。
変な疑いをかけられたくないので、余計なことはしません。戦闘機も見てません(・・・としか、答えません)。
厦門航空でアモイへ
厦門行きは、時間帯の良さもあり、厦門航空にしました。
独立系のローカルな航空会社のはずですが、あんがい頑張っていて、あちこちに路線を延ばしています。
あと、CAさんの制服がかわいらしいからか、人気があるようです。
安全設備の案内の時に、みんな写真撮ってましたw
飛行機は定刻に着いたのですが、搭乗後に少し足止めをくらい、出発が30分ほど遅れました。
軍民共用空港なので、このへんは仕方が無いところ。
厦門までは40分ほどのフライトでしたが、結局、30分遅れで到着しました。
厦門高崎空港は、以前来た時よりも大きくなった?ような気がします。
市内まで市バスで
高崎空港からは市内まで空港快線というバスが走っているのですが、利用者は少ないらしく。
待合室まで行ってみたのですが、誰も乗客がいなさそうなので、市バスで向かうことにしました。
地下の駐車場を突っ切って、バス停へ移動。37番のバスに乗りました。
アモイ島内のバスは1元。このバスも1元で、乗車時に支払います。
空港アクセスということを考えると、激安料金です。
荷物が置けるかを心配したのですが、時間帯的にも混雑しない時間帯だったので、1名掛けの席を確保。
終点の厦門駅まで向かいました。
厦門駅のあたりは、地下鉄工事も進行中。
地下鉄1号線は既に試運転も済ませていて、来年早々には開通するようです。
今はバスを乗りこなすしかないんですが、地下鉄網が発達すると、旅行者にも便利な街になりそうです。
天成茶葉市場へ
ホテルにチェックインし、荷物を置いて、茶城へ出かけることにしました。
安い蓋碗を売っていたら大量に買い込みたいな、と思っていたのです。
武夷山や安渓のお茶屋さんなどが試飲の時に使っているシンプルなものは、おそらく高くないはずなので、それを買いたいな、と。
厦門の茶城といえば、もっとも歴史があるのは海峡茶都なのですが、最近は立地的な問題から寂れているという話を聞いていました。
徐々に車社会になってきているので、郊外の方が最近は発展しているようです。
厦門北駅の近くにも新しい茶城が出来たようで、そこは期待の大型ルーキーのようなのですが、そこまで行くのは1時間少々かかるらしいので、それは却下。
今のところ交通の便と店舗数が充実しているのは、SM城市広場というショッピングモールの近くにある天成茶葉市場だという話を現地のネットで目にしたので、そこへ行ってみることにしました。
駅前から市バスに乗って、30分ほど。
SM城市広場にやってきました。
かなり大きなショッピングモールでした。
スタバなど外資系のおしゃれ店舗も色々と。駐車場もかなり広いようです。
大きな通りを挟んで向かいにはSM新生活広場という別のモールも出来ていて、空中歩道で繋がっていたりします。
目指す天成茶葉市場は、このショッピングモールの東側にあるとのこと。
この道ですね。
烏石浦南路という道を入っていきます。
少し歩くと、左側にお茶屋さんが見えてきました。
この道で合っているようです。
さらに進んでいくと、右手に天成茶葉市場という看板が見えました。
高層マンションの1階フロアのところが店舗になっているようです。
この建物が天成茶葉市場なんですが、向かい側の中港花園というマンション群の1階部分もお茶屋さんや茶器店、包材屋さんなどが軒を連ねています。
一応、メインのようなので、天成茶葉市場の建物の中に入ってみようと思います。
入口はここと両側にもう2カ所ありました。
入っていくとこんな感じ。
天井はそんなに高くなくて、小さな区画に区切られた典型的な茶城のつくりです。
品揃えは、やはり福建省のお茶が中心です。鉄観音、岩茶、白茶などと、それからプーアル茶はどこも扱っているようです。
たまに紅茶屋さんとか緑茶専門店、安化黒茶などのお店がありました。
茶器のお店は、比較的面積が必要だからか、路面店になっているところが多かったです。
ざーっと店舗数を数えると、100店舗ぐらいかな、と思います。
杭州の市内にある茶葉一条街と同じぐらいか、それよりもちょっと規模が小さいかもしれません。
ただ、茶類のバリエーションはこちらの方が豊富な気がします。
最初は茶器専門店を見たのですが、ちょっと高級路線のようで、今回のお買い物には合わず。
そこで、包材と茶器を扱うお店を覗いてみたところ、大紅袍マーク入りの蓋碗とか、無地の簡素な蓋碗が置いてあったので、そこで購入することにしました。
値札に書かれているものだけでも、かなり安かったんですが、お値段を聞いてみたら、そこからさらに値引きしてくれました。
もう、100円ショップで買い物をするような感覚ですね。
そのかわり、釉薬にムラがあったりとか、日本で商品として販売するのは難しそうなクオリティーです。
包装も新聞紙に10個単位で無造作に包まれているだけとか、そういう感じではありますが、使うのには十分です。
しかも、ちゃんと烏龍茶のことが考えられた、造形・厚みになっています。余計な受け皿もありません。
ということで、こちらを大量に購入して、本日のミッションは終了。
お茶は見てないので良く分かりませんでしたが、茶器に関しては、個人的には上海よりもリーズナブルで、理に適った形のものが多いかなと思いました。
烏龍茶用の茶器を探している人にはお勧めかも、と思います。
天成茶葉市場(天成茶叶市场)
住所:厦門市湖里区烏石浦南路78号(厦门市湖里区乌石浦南路78号)
続く。
明日は安渓に行きます
厦門の街歩き、嬉しく拝見させていただきました。
厦門は大学に用事があるくらいで5-6回行っておりますが、未だにコロンスすら行けていません(笑)。
高崎空港も新装開店した時ですからもう8年前になりますか、途中の山部血抜きのトンネル道路は快挙でした。
3年前には金門島から厦門入りしたので、海岸に沿った道路を通りました。
厦門の茶城も気炎を吐いているのでしょうか、次に行けるときまでの楽しみとして厦門はとっておきたいと思います。
中国各都市の街づくりが画一化していく中で、特徴のある商店街、個人商店は残って欲しいですね。
龍心さんへ
コメントありがとうございます。
アモイ島だけでも結構広いですからね(^^;)
茶城はそんなに人もいないようなのですが、茶器などを色々選べるのはメリットッとかな、と思います。
天成茶葉市場は、街の中にあり便利だと思いますので、是非行ってみて下さい(^^)
(誤)途中の山部血抜きのトンネル道路
(正)途中の山ぶち抜きのトンネル道路
失礼しました。