高速鉄道ホームにて

中国旅行

九曲紅梅と龍井茶の郷へ(2)上海経由で杭州へ

成田空港でのドタバタの続きです。
トラブルを細かく書いてもしょうがない気はしますが、同じようなケースに遭った際には役立つかもしれませんしw

変更便の候補は・・・

朝の関空行きのジェットスターに搭乗するも、機材トラブルで飛ばず、欠航が決まりました。
ということで、一度飛行機を降り、ロビーへ。

ロビーへ着くと、変更差額の計算をお願いしていたCAのコールセンターから連絡がありました。
関空-上海への変更差額は、片道のみでも27,000円とのこと。

えーと、それ、予約した往復運賃より高いですw
直前予約ですからね。そうなっちゃいますよね・・・
で、キャンセルの場合は払い戻し無しとのこと。

他に、今日中に中国へ行ける方法としては、関空から大連に行き、そこで一泊。翌日杭州へ飛ぶ便があります、との情報も。
「大連経由で杭州行き。話のネタとしては非常に面白い・・・」と、よこしまな考えが頭をよぎりました。が、そもそも関空に何時に着くか分かりませんので、大連便に乗れる保証がありません。
いずれにしても同じぐらいの変更差額が発生しますし、杭州のホテルはキャンセルしなければいけません。
「とりあえず、杭州便はキャンセルしてください。今後どうするかは、関空にいつ着くかの目処が立っていないので、決まり次第連絡します」ということにしました。

国内でも海外旅行保険は下りる

このようなやり取りをしていたら、なんだか旅行に行く気が、すっかり失せてしまっていました。
もう、なんか疲れたので、いっそのこと全部キャンセルして帰ろうかな・・・と(^^;)

Twitterでこの模様を実況中継していたら、「証明書を取っておけば、後で旅行保険で請求できるかもしれませんね」というレスをいただきました。
そのとき、「あ、海外旅行保険!航空機遅延補償は、こういう場合でも適用できるのかしら?」と思い当たりました。
まだ、国内にいたので、思いつきませんでした。

そこで、今度は保険会社のコールセンターに連絡。
こういう事情なんですが、適用になりますか?と聞いてみました。
「航空会社が代替便を用意してくれないのであれば、差額の支払い分や上海-杭州までの交通費等は、書類を揃えてご請求いただければ出ます」とのこと。
海外旅行保険は、家を出るところから保険の対象なので、国内で何かがあっても、保険が下りるんですね。
限度額は3万円だそうですが、これで少なくとも差額あとは杭州までの交通費は、カバーできることが判明しました。
入ってて良かった海外旅行保険(^^)

・・・ということで、旅行継続の意思は固まりました(←なんと現金なw)

突然、代替便の運航が決定

それでは、ジェットスターの別便に振り替え申請をしないといけません。
おそらく、これだけの乗客を1日では捌ききれないだろうから、明日の便に振替か他社だな・・・と思っていたら、アナウンスが入ります。

「代替の飛行機を手配しました。すぐに出発準備をしますから、お待ちください」とのこと。

LCCには、予備機材なんて用意していないだろうと思っていたので、諦めていました。
が、こうなると、ちょっと状況が変わってきます。

中国国際航空の関空発上海浦東行が、夕方4時にあります。この便に間に合う可能性が出て来ました。
上海~杭州までの移動はありますが、これなら今日中に杭州に着けるのではないか、と。

ただ、代替便が何時に出発するのか、何時に関空に到着するのかのアナウンスはありません。
時刻は只今、12時20分です。

しばらく待っていると、何の前触れも無く、急に搭乗開始のアナウンスが。
あまりに急すぎて、CAのコールセンターに連絡をする暇も無いまま、搭乗しました。

機上では各所に連絡もできないので、微妙な気分。
スマホに落としておいた電子書籍の『地球の歩き方』を見て、どうやったら間に合うか、移動経路を考えていました。

結局、関空到着は14時25分頃。定刻より3時間20分遅れで到着です。
当初乗る予定だった杭州行きCA726便は、出発が10分早まり、1時間以上前に飛び立った後でした。。。

関空で上海行きへ変更

到着後、まずはジェットスターの遅延証明書を取り付けなければいけません。
が、こういうときに限って、ゲートや手荷物カウンターにスタッフがいません。

そこで、出発カウンターへダッシュで行き、遅延証明書の発行を要求。
遅延事由は機材故障かと思ったら、Late Arrival(到着遅れ)で発行されました。シップチェンジしたのに。

次に、中国国際航空のチェックインカウンターへ。
振替なら、コールセンターより早いかな、と一瞬思ったもので。
で、「杭州便に乗り遅れたので、空きがあれば上海便に変更したいんですけど」と相談したところ、それはチケットを購入したところとやってください、とのこと。
・・・ああ、やっぱりそうでしたか(^^;)

そこで、改めてCAのコールセンターに連絡。
今日の16時発の関空-上海便の空き状況を確認して欲しい。空いてたら、予約変更して乗る、と。
状況を調べて、コールバックしてもらうことになりました。

この間に、荷物のピックアップも無事に完了。
後ほど、集荷を担当した自宅近くのヤマトさんから、「関空の方から、時間になっても引き取りに来なかった、という連絡があったんですが・・・」という心配の電話がかかってきましたがw

中国国際航空のカウンター付近で待機していると、コールセンターからコールバックがあり。
空いているし変更もOKとのことなので、カード番号を伝えて、差額分を決済。
領収書を自宅に郵送いただくようにお願いしました。これが無いと、保険を請求できないので。

カウンターの目の前で電話をしていたら、「ひょっとして、今、予約を入れられた方ですか?」と、カウンターの方が声をかけてくれました。
出発直前なのに、システムに予約が急に入ったそうです。
チェックイン締切時刻まであと5分。ギリギリでした。
いやー、慌ただしくてスミマセン(^^;)

昼の時間だったので、出国審査はスイスイと進み、無事に出国。
搭乗ゲートはかなり遠く、ゲートに着いたときには、搭乗は既に始まっていました。
が、どうにか間に合い、16時ちょうど発のCA858便、上海浦東行きに搭乗できました。

関空にて

リニア・地下鉄を乗り継いで虹橋駅へ

飛行機が離陸し、水平飛行に移ると、ようやく、ほっと一息つけました。
本当は今頃、杭州の茶館で優雅にお茶をしていたはずだったんですが、なんですか、この正反対の状況はw

もう、疲れたので、今日は上海で一泊・・・と行きたいところですが、杭州のホテルは予約・決済済み。
しかも、週末なので、観光都市である杭州は、今からキャンセルすると宿が取れなくなる可能性もあります。
何が何でも、今日中に上海から杭州に移動しなければいけません。

上海到着は現地時間の18時少し前でした。

浦東から杭州行きの直行バス(所要約3時間)もあるのですが、1時間に1本しか無く、ちょうど行ったばかり。
金曜日で渋滞に巻き込まれるとさらに時間がかかりそうなので、高速鉄道を使うことにします。
リニア・地下鉄を乗り継いで虹橋駅へ。

虹橋駅は広すぎで、まず切符売場を探すのに一苦労でした。
自動券売機は沢山あるんですけど、外国人は使えないので・・・

切符売場

売場を見つけても、なかなか行列が進まず。さすが中国。
「もう夜だし、今日は金曜日だし。切符は、まだあるんだろうか。本当に今日中に杭州に着けるのだろうか・・・」と少々不安になりました。

ようやく切符を買えたのは、現地時間の20時頃。
20:39発の杭州東駅行きのチケットが取れました。

これで今日中に杭州のホテルには着けそうです。
ああ、良かった(^^;)

初めての高速鉄道で杭州へ

虹橋駅は大きい上、セキュリティーチェックもやっているので、切符売場から待合室に行くまででも結構時間がかかります。

虹橋駅の待合室

セキュリティーチェック後の待合室。広すぎです。
時間の少し前にならないと、プラットフォームには降りられないようになっています。

で、時間になり、プラットフォームへ。

高速鉄道、電源が付いていたり、中国がかなり背伸びをした感じの乗り物だな、と思いました。

特に、車内アナウンスが「女士们先生们・・・」(Ladies and Gentlemenの直訳)から始まるのを聞いて、耳を疑いましたw
意味は分かるんですけど、なんかバタ臭い中国語だな、と。
でも、これが一般的な中国語になるんでしょうねぇ。

杭州東駅には22時少し前に到着。
いつの間にか、地下鉄もできてるし、すっかり浦島太郎です。

初めての杭州の地下鉄に乗り換え、ホテルに着いたのは、22時半過ぎ。

気分がジェットコースターのように揺れ動いた、長い長い一日が終わりました。
#ジェットスターだけに。

はー、疲れた(^^;)

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

明日はいきなり九曲紅梅の産地へ

 

「九曲紅梅と龍井茶の郷へ」記事一覧

問題のジェットスター機九曲紅梅と龍井茶の郷へ(1)飛行機飛ばず、いきなり大ピンチ前のページ

九曲紅梅と龍井茶の郷へ(3)九曲紅梅博物館への行き方次のページ九曲紅梅博物館通り側

ピックアップ記事

  1. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(1)基礎知識編
  2. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(4)お店での買い方編
  3. 中国茶の世界にようこそ2019(2)様々な名茶と買えるところ
  4. 中国茶の世界にようこそ2019(1)中国茶の全体像
  5. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(2)お店選び編(台北版・その1)

関連記事

  1. 中国旅行

    春の四川省茶旅2019(10)雅安茶廠

    雅安茶廠へ雅安2日目です。今日はある意味、今回の旅行の一番の目…

  2. 中国旅行

    福建烏龍茶の旅2017(6)九曲渓漂流記

    星村鎮の竹筏乗り場へ武夷山2日目。今日は朝8時半から九曲渓下り…

  3. お茶

    『地球の歩き方 中国 2017~18版』

    久しぶりに『地球の歩き方』の中国全土版を購入してみました。お目当て…

  4. 台湾旅行

    台湾あちこち茶館めぐり2016(10)林家花園・GOODAE・茶湯會

    5日目は台北からスタートです。台北も朝から凶悪な暑さ(-_-;)…

  5. 中国旅行

    九曲紅梅と龍井茶の郷へ(15)帝芙特国際茶文化広場・帰国

    いよいよ、最終日です。夕方の飛行機で浦東から帰るので、ラストスパー…

  6. 中国旅行

    福建烏龍茶の旅2017(16)上海・大寧国際茶城

    厦門高崎空港まで空港快線で厦門3日目は、移動日です。武夷山経由…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  1. お茶

    台湾のお茶ガイド(4)木柵鉄観音
  2. お茶

    『はじめましての中国茶』(本の雑誌社)
  3. 中国旅行

    福建烏龍茶の旅2017(13)厦門・天成茶葉市場へ
  4. 中国旅行

    春の四川省茶旅2019(7)蒙頂山・皇茶園
  5. 中国旅行

    春の四川省茶旅2019(1)成都パンダ繁育研究基地
PAGE TOP