4日目です。
杭州最終日にして、ようやく雨から解放されました。
今日は午前中を杭州で過ごし、午後から上海に移動するスケジュールにしていました。
ホテルで荷物を預かってもらって、まずは西湖へ。
西湖へ
杭州市内はG20を控えて、街のあちこちで”お化粧”が行われていました。
国家の威信にかけて、目につきそうなところは補助金を投じてでも直すのです。
これぞ中国。
トコトコ歩いて、西湖へ。
西湖のほとりをブラブラとします。
途中、西湖天地で台湾の王徳傳(お茶屋さん)が出店しているのを見ました。
うーん、ここで台湾茶は、なんか違う気がしますね(^^;)
さらに南の方へ向かっていきます。
聞鶯閣茶楼
西湖十景の1つ・柳浪聞鶯にある、茶館に来てみました。
聞鶯閣茶楼です。
こちらは湖畔居に比べると、最低消費が庶民的な料金の茶館です。
茶菓はビュッフェスタイルになっていて、料理もあり、食事をとることも可能です。
湖に面したテラス席が空いていたので、ここに陣取ることにしました。
雨が降っていなかったので、良かったです。
さて、メニューを見てみます。
こちらのお茶の値段には、ビュッフェの茶菓の料金も含まれています。
最も安いお茶の値段は88元なので、これが最低消費金額ですね。
注意すべき点は、9:30~16:30が早場で、17:00~は晩場と分かれています。
この時間を跨がって利用する場合は、60%の料金が加算されるとあります。
おそらく、食事メニューなどが変わるんだと思います。
この時間を外して入店した方が面倒がなくて良さそうです。
お茶ですが、緑茶はもちろんのこと、烏龍茶に黒茶、白茶、紅茶、花茶と大体何でもあります。
あ、黄茶は無かったかもしれません。
お茶の量は全て1g。
台湾や日本の茶館に比べると、少ないように感じるかもしれません。
でも、中国茶(特に緑茶)は、このぐらいの量でも結構飲めるもんなんですよね(烏龍茶と黒茶はさすがに少ない気がしますが)。
何煎も重ねていくと、味がなくなってしまいますが、ここは1回に限り同じ茶葉に取り替えができます。
大体のお茶のお値段は100元前後。
高くても120~130元というところなんですが、例外があります。
それは、プーアル茶です。
上の方にあるお茶はリーズナブル。
陳年プーアル茶でも128元と、まだ許せる範囲ですが、冰島の生餅は288元、景邁千年古樹茶は258元となります。
繰り返しますが、1gのお値段です。しかも人民元です。
さらに凄いのは馬背磚(马背砖)というお茶。
なんと、1gで560元です。
人民元なので、だいたい1万円弱です。
1gで1万円。ここまで来ると”末端価格”と呼びたくなりますね(^^;)
まあ、このような例外的なお茶を選ばなければ、100元ぐらいで楽しめる茶館なので、庶民的というわけです。
来ているお客さんも、湖畔居と比べるとかなり庶民的な感じです。
で、私は浙江省の緑茶、雪水雲緑を注文してみました。100元です。
地元じゃないと飲めないようなお茶を飲みたいもので。
浙江省のお茶の中でも、かなり穏やかな個性のお茶だと思います。
開化龍頂などはちょっと癖を感じることもありますが、こちらは日本人の方にも受けそうな味です。火の香がないので。
お値段的にも比較的お手ごろなんですが、日本ではあまり見ないですね。
奥の方に見える塔は、おそらく雷峰塔ですかね。
席によっては、こんな感じの景色が楽しめます。
お茶請けをパクパクつまみつつ、保温ポットのお湯を差し湯して、お茶を飲み続けます。
茶菓は少し当たり外れがありますので、様子を見ながら、少量ずつ色々とるのが良いと思います。
途中でお茶を交換し、2時間少々の滞在時間で、こちらの保温ポットを1本、空にしました。
たぶん、2リットルは飲みましたねw
お天気の良いときは、景色も楽しめるので、選択肢の1つに入りそうな茶館です。
週末や中国の休日は、ちょっと混みそうですけどね。
聞鶯閣茶楼(闻莺阁茶楼)
住所:杭州市上城区南山路3号
杭州駅から上海へ
こちらの茶館ですっかり食事も済ませ、河坊街を少し散歩。
歩いてホテルまで戻って、荷物を引き取り、杭州駅へ。
外にある切符売場で、14:50発・上海虹橋行き高速鉄道の切符を無事にゲットしました。
待合室で少し待って、無事に乗車。
上海虹橋駅までは、1時間ほどで到着しました。速いです。
ここから、地下鉄を乗り継いで、上海のホテルにたどり着いたのは17時半頃。
荷物もあったので、夕方のラッシュに巻き込まれなくて、良かったと思います。
杭州は、茶産地めぐりの入門編としては、ピッタリの街ではないかと思います。
龍井村は少し商業化しすぎな雰囲気はありますが、やはり市街地からすぐに行けるというのは魅力です。
杭州の街は中国の中では、かなり綺麗な街並みなので、その点でも安心ですし。
是非、今回の旅行記を参考にしていただいて、杭州を巡ってみてくださいませ(^^)
続く。
次回から上海編~
この記事へのコメントはありません。