4日目です。
今日は夕方に台中を離れ、台北に入る予定にしています。
自慢堂茶器
まず向かったのが、無為草堂の1ブロック北側。
通りの向かいにある、こちらのお店。
自慢堂です。茶器のお店です。
会社は養心堂という名前で、昔は「草堂」というブランドで出していました。
大陸に「自慢堂」という名前で進出し、ちょっとハイクラスな台湾発の茶器メーカーとして、一部で人気です。
一応、こちらが台湾での旗艦店になっているようで、高級そうなマンションの1階に入っています。
店内には、茶器が綺麗にディスプレイされていて、高級感漂います。
なんか、高級ブティック風です。
それもそのはず。茶杯が1つ1000元~というお値段なので。
全般的に、結構プレミアム感のある茶器が並んでいます。
元々人気の高かった、ガラスの茶器は、どれも非常に優美なデザイン。
蓋碗や茶杯は、とても薄手に仕上げられていて、造形や絵付けも美しく、確かにお値段なりの価値はあるな、と感じます。
清香系の高山烏龍茶やグレードの高い文山包種茶を淹れて飲んだら美味しいだろうな、と思いました。
いずれも主張するための奇抜なデザインではなく、「茶席にしっくりハマるだろうな」という調和感もあります。
「普段使いに」というよりは、茶席で存在感を示してくれるような茶器を探している場合には、立ち寄りたいお店だと思います。
Facebookページがあるので、それを見て世界観が気に入るかどうかですね。
無為草堂から徒歩3分ぐらいなので、合わせていくのも良いかもしれません。
自慢堂 大墩店
住所:台中市南屯区大墩路702号
営業:12:00~21:00
https://www.facebook.com/Sinceslow702/
茶暁得
自慢堂から徒歩圏内に、Facebookをチェックしていたお店があったのに気づき、こちらへやって来ました。
茶暁得さんです。
こちらは、梨山の翠峰に茶畑を持つ茶農家さんがやっているお茶屋さんです。
台中、こうした南投あたりの茶農家さんがショップを出しているケースが結構あります。
ほどほどに都会なので子供の教育にも良いし、地元にも戻りやすいというアクセスの良さが魅力なんだろうと思います。
お店に入って、高山茶を飲ませて欲しいとお願いします。
すると、冒頭の写真のように2種類をテイスティングさせてくれました。
いずれも清香系なんですが、1つは奶香が強めに出ています。
金萱かしら、と思ったのですが、葉っぱは烏龍種。なかなか面白いですね(^^)
と、途中で日本人だと気づいたオーナーさんと奥さん。
「日本人だったら、この前、うちの山を案内したぞ」と。
知り合いかと思いましたが、そうではありませんでしたw
日本語は全然出来ないのですが、色々話しながら、高山紅茶だったり紅玉紅茶だったり、重発酵のお茶だったりを試飲させてもらいました。
あれこれ飲んでみましたが、やはりこちらは清香系の正統派の梨山が得意なお店だなぁ、という印象を持ちました。
茶農家さんによって、得手不得手があるので、それを見極めるのが大切です。
最初に飲ませてもらった2種類のうちの1つを1斤ほど購入しようとお値段を聞いたのですが、なんだか提示された金額が安すぎます。
あ:「え、半斤じゃなくて1斤だよ」
店:「そうだよ。1斤の値段だよ」
あ:「何でこんなに安いの?」
店:「いつもどこで買ってんの?」
あ:「台北」
店:「あーーー、台北じゃあ、そのぐらいするな」
というやり取りがありました(^^;)
台中、お値段がググッと安いです。
台北の問屋さんで買うよりも安いので、沢山買う人は交通費かけても台中まで来る価値がありそうですねw
最後に、よく来てくれた、とお店の店頭で販売しているアイスティーをいただきました。
ティースタンドのお茶やコンビニのお茶なんかじゃなくて、茶葉から淹れた本当に美味しいお茶をみんなに飲んでもらいたいから、夏場はこうやって販売しているんだ、とのこと。
日本語は全然通じませんし、オーナーさんは見た目怖い感じ(笑)ですが、とても気っぷの良いお店でした。
茶暁得
住所:台中市大業路185号
営業:11:00~20:00
定休:日曜・月曜(2週に一度)
https://www.facebook.com/xiaodetea
続く。
台北とは相場観が違いますね(^^;)
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