中国旅行

福建烏龍茶の旅2017(16)上海・大寧国際茶城

厦門高崎空港まで空港快線で

厦門3日目は、移動日です。
武夷山経由で上海まで戻ります(武夷山単純往復と周遊だと5万円ぐらい違ったので)。

来るときは市バスで1元で来ましたが、帰りは旅行者っぽく空港快線に乗ってみたいと思います。
厦門駅直結の地下街3番出口(東南亜酒店)を出たところに、乗り場があります。

地下街の出口の内側から撮った写真ですが、写っているチケット売場は、駐車場の管理人を兼務しているようです。
チケット価格は10元でした。25分に1本の頻度で出ているそうです。

やって来たバスはミニバス。
荷物はトランクなどはないので、自分で車の中に持って上がるスタイルです。
乗客は私一人だけで貸切状態。人気ないんですね(^^;)

市内から空港までの距離が近いのでタクシーでもそんなに高くないのが、流行らない理由かもしれません。
ミニバスなので、大荷物の時にも使いにくそうな感じですし、運行頻度も微妙だし。

空港には20分ほどで到着しました。

厦門高崎空港

少し時間があったので、空港ラウンジに立ち寄ってみました。
国内線ターミナル6番ゲート近くのラウンジです。

とても狭いわりには人が多く、飲み物や食べ物も限られているので、コンセントが使えるだけ良いか、という感じでした。
中国の国内線ラウンジは大体こんな感じですね。

早々に切り上げて、出発ゲートに到着してみると、安定の機材遅れで出発が遅れるようです。
45分遅れで厦門航空武夷山行きの搭乗が始まりました。

武夷山空港

とても短時間のフライトで武夷山空港に到着。
離陸→上昇→ミネラルウォーターが配られる→下降開始→着陸という感じのフライトです。

荷物を受け取って、出発ロビーへ向かいますが、出発便の無い時間帯なので、照明を落としており、薄暗い感じでした。
仕方ないので、国際価格なカフェにてチャーハンを食べつつ、パソコンをパチパチ叩いてレジュメ作りをしていました。

出発90分前にチェックインが始まり、早々に手続きをして、武夷山空港のラウンジへ。
ここは厦門よりは少し広かったですが、窓がない部屋なので、あまり居心地は良くありません。

ポットに入っていたお茶を飲んでみました。
おそらく水仙だと思うんですが、かなり薄いです。
武夷山だけに、ここはもうちょっと頑張って欲しい(^^;)

南寧からの飛行機は少し遅れて到着。
一旦、南寧からのお客さんが降機し、機内清掃を行います。
その後、南寧からの乗客を先に乗せて、武夷山からの乗客は後に乗せる、というスタイルで搭乗が進みます。

結果、武夷山空港を定刻に出発。
上海にも定刻の20時過ぎに到着しました。

この日は、そのまま上海駅近くのホテルへ。
本当に移動しかしていない一日でしたね。

大寧国際茶城にて

最終日です。
夕方の飛行機まで少し時間があるので、大寧国際茶城へ行きました。
単叢は高いのを少量しか購入していなかったので、程々の品質で程々の価格のものを探しに来ました。

単叢専門のお店を何軒か発見。
その中で、ここは良さそうかな、というお店に入ってみました。

話を聞くと、基本的に中山~高山の単叢のみを扱っているそうです。
低山とか平地のは美味しくないから売りたくないの、と。

まずはベーシックなところで、昨年の蜜蘭香を飲ませてもらいました。

潮州出身の方だったんですが、淹れ方は上海向けにアレンジしているようです。
とにかく水線を細く、茶葉に刺激を与えないように淹れています。水圧をかけると渋みが出ますからね。
茶葉量も少なめで、少し大きめの蓋碗に5gにしているとのことです。
上海の人たちは渋みには免疫が無い人が多いので、この技術は必須だな、と。
渋みを嫌って安易に温度を下げる人もいますけれど、それじゃ香りが出ませんので。

このお茶も悪くなかったのですが、んー、なんとなく物足りないな、と思っていたら、今年のも飲んでみる?と。
飲ませてもらうと、こちらの方が甘い香りがハッキリしているので、こちらを購入することに決定。
天候の問題で、今年の方が香りがハッキリ出やすかったようです。

もう1種、何か分かりやすいタイプの香りを、と聞いてみると、桂花香はかなり良かったとのことで、それを飲ませてもらいました。
もう、笑ってしまうぐらい桂花の香りになっていて、これは着香じゃないの?と思わず聞いてしまったほどです。
何煎か飲んでいくと、香りと味の落ち方が自然なので、茶葉そのものの香りだと分かったのですが。

鳳凰山の様子などをスマホで見せてもらって、鳳凰山にも行かないとな~と改めて思いました。
今回、日程があれば行きたかったんですけどね(^^;)

大寧国際茶城・御茶荘

今回は立ち寄りませんでしたが、大寧にも日本人の方御用達のお店がありますので、ご紹介しておきます。
武夷岩茶を主に扱っている御茶荘さんです。大寧国際茶城の2階にお店があります。

オーナーの葉さんが日本語ペラペラなんだそうです。
実は、私は会ったこと無いんですけどね(^^;)

50g単位の料金表があり、日本円での参考価格も掲示されていますから、分かりやすく買い物しやすいのではないかと。
主要な銘柄の岩茶は大体揃っていますし、馬頭岩肉桂なんかもあります。
同じく武夷の正山小種もありますし、その他、日本人の方が好みそうなプーアル茶、ジャスミン茶、安渓鉄観音なども少し置いているようです。

特徴としてはやはり上海のお店なので、焙煎は比較的軽めなお茶が多い気がします。
軽火と中火、足火と火入れに応じて分けて販売されているのですが、足火でももう少し行けそうなぐらいに感じます。
このへんは好みがあると思いますので、まずは試飲させてもらうのが良いと思います。

御茶荘
住所:上海市閘北区共和新路1536号 大寧国際茶城2階2217号
電話:(021)5677-6157

浦東から帰国

お買い物も無事に終わったので、荷物をピックアップして、浦東空港へ。
今回は地下鉄でのんびりと向かいました。
ちょうど出発2時間前に到着しました。

東方航空は第1ターミナルからの出発。
ラウンジに立ち寄ってみたのですが、第2にあるプラザプレミアムラウンジがあまりにも素晴らしいので、かなり落ちる印象です。
これだけで第2ターミナル発着の航空会社にしたいぐらいですw

帰りの東方航空もA321でしたが、今度は勝手にリクライニング仕様なシートではなく、快適でした。
ただ、機内食は・・・(-_-;) でした。

アポ無し・コネ無しでどこまで迫れたか?

今回は、アポ無し・コネ無しで茶産地に行って、どこまでお茶に迫れるか?をテーマにしました。

結論から行くと、武夷山は観光客のルートであっても、かなり近くまで茶園を見られるので、十分満足できるものだと思います。
お茶を買う場所がありすぎて、どこで買うべきかは相当悩むとは思いますが・・・

安渓は、茶園にたどり着くのは少し難しいですが、お茶の流通の中心である中国茶都までは、難なく行くことはできると思います。
ただ、そこで購入するとなると、それなりの度胸と勇気が必要かな、と思います。
茶園は、なんとなくで良ければ、茶葉大観園ですませることもできますが。

いずれにしても、一度行ってみると、それぞれのところで足がかりはできると思います。
それがいわゆる「コネ」になるので、「まずは行ってみよう!」という第一歩を踏み出すのが大事かな、と思います。

言葉やら良いお茶が買えるか不安・・・というのが、どうしても先に立つ方は、お茶の先生方や教室、お店などが主催するツアーに参加するという手もあります。
知識や経験、コネクションを駆使して企画されていることが多いので、そうした専門家の力を借りるのも良い方法ではないかと思います。

いずれにしても、産地は楽しいと思うので、ぜひ行ってみてくださいね(^^)

 

おしまい。

 

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