先週、中国から帰国しました。
帰国後も相変わらずバタバタしております・・・
さて、今日は八十八夜ということで、そんなタイミングにピッタリのお知らせを。
新企画「新茶を飲む」始めます
これまで「標準」を読む、というセミナーシリーズをしていましたが、第6回の「黒茶の標準」をもって、ひとまず完結しました。
5月からは新茶に切り替えて、新シーズンをスタートさせることにしています。
一通り参加した方の中には、話の中身はさておき、「今年の新茶はどんなだろう・・・」と気になってしまう方も、いらっしゃると思うんですね。
が、もう一度同じ話を聞きたいか、というと微妙なところだろうと思います。
※標準は随時アップデートされているので、テキストや話の内容も結構変わってはいるのですが。
また、「標準」を読むでは、自主規制を掛けていた部分もあります。
それは主にお値段の部分で、現地の価格で1斤2000元以上になるお茶は出さない、というものでした。
だいたい、このあたりのお値段のお茶なら、日本に正規に通関をして持ってきても10g2000円程度で収まります。
少し良いワインを1本買う程度のお値段で、数人が小一時間、口福な時間を過ごせるのであれば、嗜好品としてはコスパは悪くないですよね?という理屈の上で設定した自主規制です。
ところが、現地に行けば、それをちょっと超えると、なかなかレアなお茶があるんです。
そういうのをご紹介できる機会もあった方が良いんだよなぁ・・・という気持ちもあり。
そんなわけで、ひたすら新茶を飲みくらべる「新茶を飲む」というシリーズをスタートさせることにしました。
毎回テーマを決めて、飲みくらべ
新茶を飲みくらべるといっても、絞り込んだ種類を最良の環境で飲んでもらうお茶会形式であったり、情報をとことん詰め込んだセミナースタイルであったり、色々な方法があると思います。
今回の「新茶を飲む」シリーズは、一応「ワークショップ」という体裁にしています。
基本的には、参加者のみなさんが「お茶を飲み、その違いを体感いただく」のがメインです。
「標準」を読むの場合は、7~8割は話を聞いて、残りの時間でお茶を飲むというスタイルでしたが、今回は、お茶を飲むのが6割で、話は4割程度のイメージです。
今回はレジュメもざっくり簡素にして、その分、お茶をたっぷりと10種類(+2種)程度飲んでいただこうかと。
数多くのお茶を飲むと、どうしても飲み散らかす感じになってしまいがちです。
それはあまり本意ではないので、毎回、何らかの飲みくらべテーマを設定しようと思っています。
初回は「中国緑茶」がメイン。日付による違いをテーマに
初回となる今回は、中国緑茶をメインにしたいと思います。
テーマとしては、今回、茶摘みの日付の違うお茶を入手できたので、「数日の違いで、味はそんなに変わるものなのか?」を確認したいと思います。
教材としては、今年の3月28日摘みと4月1日の龍井茶、そして六安提片と六安瓜片を用意しています。
龍井茶に関しては、3月末頃に杭州は30度近い気温を記録してしまい、茶芽の成長が急激になりました。
3月28日は、急激な気温上昇にさほど遭っていないうちに摘まれた葉で、4月1日のものは、その暑さの影響を受けてしまった葉です。
わずか中3日の差ではありますが、その差が味わいにどう影響しているかを見ることができると思います。
また、聞き慣れない六安提片(ろくあんていへん)とは、六安瓜片の初摘みのお茶です。
一般的に六安瓜片は穀雨頃からの茶摘みなのですが、それよりも早く摘まれたお茶を六安提片といい、例年3日間ぐらいしか摘まれない稀少なお茶です。
今回、たまたま六安提片と六安瓜片をセットで入手できたので、約1週間ほどの茶摘み時期の違いを見ることができればと思います。
テーマを持った飲みくらべは、以上のようなもので、あとは今年の新茶を色々と。
代表的な碧螺春、黄山毛峰、太平猴魁はもとより、都匀毛尖、金奨恵明、雲南毛峰、舒城小蘭花といった個性派も。
あとは安吉白茶ですが、現地では白葉一号からのバリエーションが色々あるのですが、その中でも”黄金白茶”という種類のお茶から作られた安吉白茶もご用意しています(冒頭の写真の真ん中のお茶)。
初回はGW開催なので”黄金週間”にちなみ、”黄金”白茶に加えて、新茶の”黄金”桂も飲むことにしますw
・・・と、結構盛りだくさんで設定しております。
急ですが、東京はGW開催です
気になる日程ですが、東京は直前すぎて大変申し訳ないのですが、GWの後半、5月4日・5日の開催です。
今月、土日祝で確保できる日程がここしか無かったもので・・・
平日開催は5月25日の午後に予定しています。詳細は以下にて。
このほか、地方でもやって欲しい!というご意見もいただいているので、そちらも現在検討中です。
東京でも、もっと日程を追加して欲しい、ということであれば、新茶と言える時期&お茶の在庫が続く限り、検討したいと思います。
※6月上旬は台湾に東方美人を見に行くので、それ以降になると、台湾茶とのセット開催の可能性も・・・
初回は中国緑茶ですが、そのうち、台湾茶とか岩茶とか単叢、紅茶など、色々なバリエーションで開催していければ、と思っています。
「いろんなお茶があるなー」というのを実際にみなさんでワイワイと飲んでいくのが、やっぱり一番楽しいと思いますし、そういう場があれば、お茶への興味もさらに高まると思うので。
雰囲気はいつも通りだと思いますw
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