札幌駅から直結している大丸札幌店。
その4階にある、茶語さんに行ってきました。
こちらは、東京の新宿髙島屋にも入っている中国茶カフェ・茶語(ちゃゆー)の札幌ブランチです。
大丸4階の婦人服フロアの一角にあり、とても明るく入りやすいお店です。
#確かブランドデザインはアラン・チャンさんがやっていたはずです。
入口では、茶語ブランドのお茶やオリジナルの茶器、お菓子などを販売しています。
奥は喫茶スペースになっていて、龍井茶葉カレーといった茶葉を使った食事メニュー、サンドイッチなどの軽食、スイーツ、そしてお茶も単品で楽しめます。
奥のコーナーは吹き抜けに面したところにあり、開放感もあってなかなか居心地がよいですね。
豊富なメニュー。人を誘って訪れやすいお店
百貨店のインテナントだから大したことないと思うかもしれませんが、中国茶専門店を看板に掲げるだけあって、お茶のメニューは大変豊富です。
いわゆる六大分類のお茶は一通り揃っています。烏龍茶の品揃えはやはり多めです。
内容も手頃な入門者向けのお茶から、ちょっとマニアックなお茶まで。
大体30~40種類ぐらいでしょうか。
あとはマテ茶、ハーブティーのほか、コーヒーもあります。
誰かを誘って来るときでも、このお店なら普通のカフェに誘う感覚で入れると思います。
#「喫茶店なのにコーヒーが無いのはケシカラン」と言う方もいますので(特に男性)。
メニューを色々眺めまして、たまたま限定メニューであった、古樹月光白を頼んでみました。
お茶は単独で頼んでもドライフルーツやナッツなどのお茶請けが付いてきます(冒頭の写真左奥の小皿)。
スイーツは、杏仁豆腐を。
スタッフの方から、「こちらの(一般的な)お茶であれば、セットメニューでオトクになりますよ」とオススメいただいたのですが、単品でお願いしました。
煎持ちの効く、少しスロースターターなお茶
注文した古樹月光白は、雲南省の樹齢の古い樹(古樹)から作った、白茶という意味合いです。
白茶はそもそもは福建省のローカルなお茶だったのですが、最近になって、あちこちで生産が始まっています。
雲南省で作られるものは、お茶の葉の”表面が白く、裏面は黒い”という姿から、”茶葉が月の光に照らされているようだ”として「月光白」という名前がつけられています。
#「月光美人」という名前をつけている所もありますが、東方美人とは全く関係ありません。
一部では、普洱茶の産地で作られていることから、普洱茶の一種であるという言われ方もします。これで混乱する方もいらっしゃるようです。
これは「普洱産のお茶の一種」というぐらいの意味合いであって、いわゆる「黒茶であるプーアル茶の一種」という意味ではありませんので、どうぞご注意を。
・・・話が脱線しました。
こちらのお茶ですが、最初の1,2煎目はかなり大人しい感じ。
3煎目以降になって、雲南省のお茶らしい力強さが出てくるタイプのお茶でした。
スロースターターな分、煎はとても効きそうです。
茶語さんでは、工夫茶スタイルのお茶を選ぶと、保温ポットでお湯と砂時計が提供されます。
マイペースでいくらでも飲めそうなお茶でした。
一緒に注文した杏仁豆腐は、クリーム感が強めのとろとろタイプ。
スイーツ!という感じの仕上がりになっていますので、食後のデザートに注文すると、かなり満足感の高いランチになりそうな気がします。
ライトな感覚で入れるお店
東京のお店もそうですが、茶語さんは百貨店内という、大変便利な場所にあります。
特にお茶に興味がなくても、ちょっとした軽食や休憩感覚で入れるお店です。
「私はお茶を飲みたい。でも連れは興味がない」という時には重宝しそうです。
その入りやすさゆえに、このお店から、中国茶を知ったという方も多くいらっしゃいます。
スタッフの方もフレンドリーなので、お一人でゆっくりお茶をするのも良さそうです。
婦人服フロアなので、男性の方はちょっと遠慮しちゃうかもしれませんけどね(^^;)
茶語 大丸札幌店(ちゃゆー)
住所:札幌市中央区北5条西4-7 大丸札幌店4F
電話:011-222-3595
営業:10:00~20:00
定休:大丸に準じる
http://www.chayu.net/
中国茶情報局の紹介ページ
使い勝手の良いお店です
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