虹橋空港から武夷山へ
2日目。
虹橋空港第2ターミナルへ移動し、チェックイン。
指定のゲートはバスラウンジにありました。地方路線っぽいですね。
観光路線なのだろうと思っていたのですが、東方航空MU5535便・武夷山行きの最終目的地は南寧。
南寧は、広西チワン族自治区の首府です。
平日のためか、乗客の中心は、かなり地方から出て来た感のある方々。
みなさん終点の南寧まで行くようです。
その雰囲気を濃厚に感じたのは、搭乗開始のアナウンスがあってからの搭乗口。
「順番を無視してでも、我れ先に」という中国らしい押し合いへし合いが始まり。
飛行機の搭乗というよりは、路線バスに乗るような感じでした。
・・・まあ、とりあえず乗るのはバスなんですけど。
2本目のバスに乗って搭乗したのですが、私の席には案の定、おばあちゃんがしっかり座っていました。あまりにも予想通り。
「そこは僕の席ね」「ここで良いじゃない」と、よくあるやり取りをして席に着きます。バスか。
武夷山までのフライトは1時間ちょっとでしたが、軽食が出ました。
ツナサンドとミネラルウォーター1本でしたが、これで十分ですね。
特に揺れもなく、順調なフライト。
武夷山が近づいてくると、ゴツゴツとした岩山が目立つようになりました。
茶畑も多くて、おお武夷山だ、と。
武夷山空港に着陸すると、軍民共用の空港らしく、撮影は一切禁止とのアナウンスが。
格納庫がいくつもあり、戦闘機が駐機しているので、まあそうでしょうね・・・
武夷山空港は規模としては小さかったのですが、しっかりとボーディングブリッジからの降機でした。
出発と到着の導線が分かれていないので、待合室の中を通って、荷物を受け取り、到着ロビーへ。
空港からホテルへ
ホテルのチェックインの時間には早いのですが、時間を有効活用するため、ホテルに荷物だけ置き、そのまま風景区へ行くことにしようと思いました。
とりあえず、タクシーを拾って、ホテルへ向かってもらい、そのあと、風景区の南口まで着けてくれと言います。
タクシーの運転手さんは、やたらハイテンションで、わーわー言うタイプの方でした。
「印象大紅袍」は良いぞ~。チャン・イーモウは知っているか?
武夷山に来たら、もちろんお茶は買うんだろ?俺んちはお茶屋なんだ。工場で自分のところで作っているから、安いぞ。旅游区の店なんかじゃ買っちゃダメだ。
風景区のチケットは持っているのか?持ってないだろう。じゃあ、そのチケット売場に寄ってやるよ。「漂流(筏下り)」のチケットも買えるぞ。
等々。
んー、調子が良すぎて、なんか信用できない感じ。。。
実際、そのお茶屋の前を通りがかり、「今、お茶飲んでくか?」というので、まあ、まずはホテルに行け、と。
後で考えると、天心岩茶村か大紅袍茶都の中のお店だったようです。
おそらく自分の家じゃなくて、お友達のお店で、紹介料が入るんじゃないかと。
続いて、街中のチケット販売店に立ち寄り、ほら、ここで降りて買いなよ、と。
「いや、風景区で売っているでしょ?」と言ったら、「売ってない」と。
実際降りてみたのですが、民間のチケット販売会社のようで、ここもおそらく紹介するとバックマージンが入るんだろうな、と。
「漂流」も、みなさんのイメージする九曲渓のやつじゃなくて、旅游区の中を流れる雲河という一直線の川を下るものでした。
それ、意味ないから。
「あー、ネットで買ってるから、引き換えだけなんだよね。ここじゃできないみたいだけど、風景区ならできるでしょ?」と言ったら、なんだ、そうか、と諦めてくれました。
・・・実は身分証が必要なんで、外国人はネットで買えないんですけどねw
そのあとも、「風景区は明日にして、今日は滝(青龍大瀑布)を見に行かないか?」
それ、遠いよ。車代、いくらかかるのよ。
と、終始、自分のビジネスの提案をしてきます。
んー、コイツはダメだ。。。(-_-)
とはいえ、とりあえず風景区の南口までは、乗せていってもらわないといけません。
どうにかホテルに到着して、荷物を預けます。
期せずして豪華ランチに
「ところで、飯は食ったのか?」と。
うむ、これは初めてぐらいの、まともな提案。
どこか良いお店知ってるの?と聞くと、連れてこられたのはローカルなレストラン。
食材を自分で選んで調理してもらう系のお店でした。ちょっと高いかな、と思ったんですが、まあ最初ぐらいは良いかと。
お店のおじさんと話すと、1人なら2品とスープだな、と。
お肉については、ラクダ?と言っていたので、おお、それは面白そうと、そちらに(これが非常に高額だった・・・)。
魚は川魚なので、そんなにそそられなかったのですが、武夷山の名物だと言うことで、とりあえず小さいのを。
スープはキノコを色々取り合わせて作ってやる、とのことだったので、それを。
結果はこんな感じ。
ラクダは鉄板焼きに。
味付けは少々濃いめなのですが、野菜もたっぷりでかなり美味しかったです。
ただ、ラクダである必要は無かったような・・・
お魚はこんな感じに。
泥臭さなどはないのですが、身は淡泊でうーん、どうだろう、、、という感じです。
魚に恵まれた日本人にはあんまり・・・でした。
キノコたっぷりのスープ。
これは当たりでしたね(^^)
美味しいのは美味しいのですが、量が3名分ぐらいはあったような気が・・・
で、お会計も3名分ぐらいの値段になりました(涙)
ラクダを選んだのが失敗でしたね。高級食材だった。。。
・・・と、色々ありましたが、武夷山風景区の南門に到着。
日没まで約3時間は観光できそうなので、どこか1カ所ぐらい見学しようと思います。
続く。
毎度ながら、タクシーに乗ると色々面倒ですね(^^;)
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