3日目です。
今日は台中市内を巡ります。
台中刑務所演武場
まず向かったのは、台中刑務所演武場です。
日本統治時代の昭和12年・1937年に建築されたものだそうです。
その後は、台中監獄の職員用住居などとして、周辺の建物も使われてきたそうですが、1992年に監獄が移転すると荒廃。
しばらく放置され、不法占拠などもされるなど、荒れ果てていたのだとか。
さらには1999年の九二一大地震で損害を受けたり、2006年に火災に遭ってほとんどが焼失したりと、受難続き。
とはいえ、歴史建造物として残そうと、2010年10月に修復を行って完成したそうです。
現在、台中に現存する唯一の武徳殿建築とのこと。
裏にはこんな大きなガジュマルの木が。
火災の時に被害を受けたそうですが、それでも復活を遂げているとのことで「生命之樹」と紹介されていました。
裏には、同じような日本時代の建築が復元されており、絵画展が開かれていました。
火災に遭って再建された建物ではありますが、当時の建築を再現しています。
道禾六藝文化館
これらの施設は、現在、民間で維持・管理をしています。面白いのが、これらの建物をカルチャーセンターとして利用しているところです。
演武場(惟和館)では、柔道や剣道などを教えていて、先程の裏の建物(伝習館)は、絵画や書道などを教える場になっているとのこと。
ただの博物館にして入場料で維持・管理するのではなく、きちんとビジネスとして回せるようになっているのは面白いな、と思いました。
建物は、やはり使われないとどんどん悪くなりますから。
なお、こちらではお茶も飲めるようになっています。
演武場に向かって左側、通りに面した方にある、こちらの建物(心行館)。
入ってみると、このような案内板が。
温かいお茶と冷たいお茶、それからコーヒーが飲めるようになっています。
靴を脱いで上がり、すぐ左側の方に事務所があるので、そこで受付&注文、会計を済ませます。そしてスタッフの方に席に案内してもらうというシステムです。
駅からここまで歩いてきて、少々暑かったので、紅玉のアイスティーを注文しました。
窓側の席に案内してもらいました。
廊下のような感じですが、庭も見られて良い席では無いかと(^^)
冷茶はこのようなスタイルで提供されます。
かなりしっかりと味が出ていて、余韻も感じられる美味しい紅玉でした。
お茶もたっぷり入ってますし、お茶請けも少しずつついていて、一休みするのには、とても良いのではないかと。
日本語が通じたりはしませんが、受付のスタッフの方は、みんな若い方ばかり。
なので、英語を使うとかで、何とか意思疎通は出来そうな感じです。
観光ついでに立ち寄る茶館として、結構良いのでは無いかと思いました(^^)
道禾六藝文化館
住所:台中市西区林森路33号
営業:(心行館)月 9:00~17:00 火~日 9:00~22:00
http://www.sixarts.org.tw
続く。
意外と穴場かも
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