ゆっくりめに始動
武夷山3日目です。
昨日は、随分歩いた感じがしていましたが、スマホの歩数計を見たら約2万5千歩でした。
さすがに歩きすぎですね・・・
そんなわけで3日目は、ゆっくり始動。
ホテルの朝食会場には武夷紅茶(Bohea Tea)というお茶があったので、飲んでみました。
穏やかな感じの紅茶です。
Bohea、中国から西洋に始めていった紅茶がこれだと言われています。
現在では、武夷紅茶ってのは2011年に福建省の地方標準で定義され、地理的表示製品になっています。
この下に正山小種や小種、煙小種、奇紅などが含まれるんですが、金駿眉は含まれなかったので、模倣品の氾濫を呼んでしまったという。
※金駿眉も2015年に原産地を定義する業界標準が出来ました。
のんびり朝食を食べてから、風景区へ。
雲河越しの大王峰です。
3日間とも天気は素晴らしく良かったですね。
気温は25度ぐらいになるので、長袖腕まくりでちょうど良い感じでした。
でも、朝夕はちょっと冷え込むので、軽く羽織れる上着があるといいかも、という程度。
歩き回ることの多い武夷山では、実はベストシーズンなのかもしれません。
風景区に着いてみると、金曜日だからなのか、団体客は少なめ。
金曜、土曜の宿泊料金だけ高く設定しているホテルもあるので、団体の方はそこを避けるのかもしれませんね。
南入口のバス乗り場付近には、こんな横断幕があります。
景観を守ろうというスローガンなんでしょうが、チケットのお値段を考えると、文字通りの「金山銀山」だよな・・・と思ったり(^^;)
今日はまずミニバスに乗って、一線天に行きます。
一線天
バスに乗って15分ほどで一線天に到着。
イラストマップを見る限り、数ある景区の中では、あまり規模が大きく無さそうな雰囲気です。
森の中の遊歩道を歩いて、一線天の入口の方に向かいます。
そこにこのような立て札が。
いつもの登山インフォメーションですね。
ここで注目すべきところは、通路の最も狭いところは30cmしかないよ、ということ。
とても狭いので、心臓の弱い方、そして体重の重い人は、気をつけてね、というところ。
閉所恐怖症の方とかは、結構厳しいかも。
うーん、この注意書きには個人的には、1カ所気になるところがありますね・・・
とはいえ、前にちょっとぽっちゃりめのお兄さんがいたので、大丈夫だろうと思い、突撃していきます。
一線天、右と左があるようなのですが、みなさん右一線天の方に行くので、その後についていきました。
洞窟のようなところに入っていくと、岩のすき間のような場所に出ます。
おお、確かに空(天)が一本の線のように見えますね。
この線に沿って通路を進んでいくのですが、階段状になっていて、山を登っていく感じです。
前の人について進んでいくと、どんどん道幅が狭くなっていきます。
上のすき間も狭くなり、線はどんどん細くなります。
しばらく進んだところで、前を行くぽっちゃりめのお兄さんが、
「僕のお腹がつっかえて進めないよ~」
と泣きを入れ始めましたw
確かにお兄さん、丸いお腹が出ています。それでは厳しいでしょう・・・
でも、ここで進めないと言われてもねぇ。
一方通行なので、引き返すに引き返せませんぜ。
(若干、我が身にも不安を感じつつ)とりあえず、追い抜いて進みます。
んー、これは確かに狭い。
壁を擦りながら進んでいく感じになります。
綺麗な服で来てはいけない観光地ですね。
どうにか無事に通過しました。
私、スリムなので(←笑うところです)
階段を上りきると、洞窟を出ました。
その時の開放感は、まるで天国ですね。
広い世界って素晴らしい!
入口のある広場まで戻ってきます。
そこには楼閣岩が。
穴がポコポコ開いていて、仙人のマンション風です。
そういえば、武夷山はマイナスイオン推しのようです。
この看板、あちこちのスポットにありました。
虎嘯岩
続いてミニバスに乗り、虎嘯岩へ。
バスに乗るときに「どこに行くの?」と聞かれたので、「虎嘯岩」と答えたのですが、結局、私1人しか降りませんでした。
人気のない景区なのかも・・・
景区の入口でチケットチェックを受け、森の中へ。
いきなり、急坂になりました。
岩に登るので、人気がないみたいですね・・・
岩に刻まれたイラストマップを発見。
これを見ても、さっぱり分かりません。傾斜は平面図では分からないんですよね。
とりあえず、岩に登るのは避けられそうにない雰囲気なので、先へ進んでいきます。
好漢坡というところに出ます。
またも、登山インフォメーションが。
340段なら、まあ大丈夫か、と思って登り始めたのですが・・・
この階段、ちょっと急すぎません?
斜面が急すぎる・・・
好漢坡という、カッコいい名前に相応しい急坂でした。
登っていくと、確かに景色は良いですね。
中腹付近で少し景色を眺めて休憩。息を整えます。
頂上付近まで上がると茶店があります。
その先に、天命橋というところがあるようなので、行ってみました。
ここで道は行き止まり。
岩山と岩山を繋ぐ橋だったようで、何故ここにかけたのか。
パックリと谷間が口を開けています。
ここで行き止まりなので、茶店のある広場まで戻って、来た時とは別方向へ降りていきます。
この下りる坂も、かなり急激な勾配でした。
階段が岩に張りつくように、こんな感じで設けられています。
岩の中腹付近には、祠があります。
そこからさらに下っていくと、絶壁が顔を現します。
岩が、下の方からググッと出てきています。
下の方からポコンと横にせり出してきているんですね。
その斜面に圧倒されます。かなりの迫力でした。
下まで降りてみました。
ちょっと分かりにくいかもですが、右側の岩が急激に外に向かってせり出しているのが分かります。
この迫力感こそが、ここの一番の見どころかも、と思いました。
その先は、天成禅院になっています。
お経がスピーカーから流れているのですが、その出元をたどってみると・・・
ソーラーパネルで発電してましたw
と、ここまでが虎嘯岩でした。
その先には茶畑がありました。
これがいわゆる虎肉(※)かと思いましたが、茶葉を見たら水仙のようです。
※虎嘯岩の肉桂。略して虎肉。
この後は、山の中の道を通って、玉女峰まで行ってみたいと思います。
続く。
斜面が急なので、きっと人気がないんでしょうね(^^;)
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