Teamediaプロジェクト

新茶を飲む「大陸烏龍茶」ご報告&第4弾は「中国紅茶」

いろいろ年末進行中のあるきちです。
中国から戻りまして、先日よりワークショップ「新茶を飲む」の新シリーズ”大陸烏龍茶”を始めております。

このシリーズは、名前の通り「新茶をひたすら飲む」という会です。
いろんなお茶を飲んでいただいて、お茶の引き出しを広げましょう!というのが趣旨です。
やっぱり、お茶って飲んでみないと分からないところがあるので。百聞は一飲に如かず、です。

基本的には、お茶を飲むという”体験のシェア”が目的の会ですが、一応、今年のお茶旅の報告も。
「中国、1年行かないと全然違ってますよ!」という話もしています。

2018年バージョンは、基本的に「いろんなお茶を一通り・・・」という趣旨なので、茶名を見ただけではエッジが立っていません。
そのためか、「んー、お茶の魅力が伝わってないんじゃないか?」という気もしてきました(期待値と感想のギャップが大きいように感じるので)。

正直、茶名だけを見て過小評価されるのは、ちょっと勿体ないラインナップなので、参加した方には復習の意味を込めて。
これから参加される方にはイメージトレーニングの意味を兼ねて、お茶の詳細をご紹介しておきたいと思います。

茶名はシンプルにしてますけど、それぞれのお茶について、お伝えしたいことはいくらでもあります(実際、ずっとしゃべってます)。
そうでないと、ワークショップになりませんからね(^^;)

安渓鉄観音

安渓鉄観音は清香(2018秋茶)と濃香(2018春茶)の2種類を飲んでいただいております。
清香型は安渓県感徳のもの。濃香は安渓県祥華のものです。

清香型は、驚異的に青いタイプの安渓鉄観音を敢えて持ってきました。
ここまで緑緑した鉄観音を日本で見ることは、そうはないと思います。
もちろん、青さはあるのですが、その香りの甲高さと透明感は、特筆もの。感徳らしいプロフィールのお茶です。

清香型をご紹介するにあたり、こだわった部分がありまして、空調茶(エアコンかけて作るお茶)ではないこと。
日本では、清香型が苦手という方が多いんですが、空調茶を飲んで、あんまり・・・と言っている方が多いんですね。
「いやいや、ちゃんとしたの飲んでから判断してくださいよ!」と思うんですが、残念ながら、日本では良い清香型が出回らないんです。
お茶を輸入する業者さんの立場に立つと、「冷蔵庫に入れておかないと日持ちしないし、日本では人気が無いから仕入れんの止めようか」となってしまいがちなので。
清香型の良いものは、すんごく高い値段で取引されているので、なおさら売れなかったときのリスクは大きくなります。
良いものほど出回らない。良いものが出回らないから、嫌いな人が多くなる・・・という、まあ、典型的な負のスパイラルです。

が、現地では基本的に清香型を中心に回っています。
好みかどうかはさておき、「清香型の香りの良いやつってのは、どんなものなのか?」を知らないと、現地に行っても話が合わないんじゃないかと思います。
現地で「鉄観音をくれ」というと、もれなく清香型が出てきますので。

最初に言いました、「お茶の引き出しを広げる」ってのは、まさにこういうお茶のことですね。
自分じゃ買わないor買えないけど、知っといた方が良いと思いますよー、というやつです。

一方、濃香はかなり甘みを感じやすい、日本人の方好みのお茶だと思います。
両方を飲んでいただくと、鉄観音の幅というか輪郭が見えてくるかなーと。

高山烏龍茶

高山烏龍茶というと、「え?それって台湾茶じゃないの?」という話になりますが、大陸でも沢山作っています。
これらは、台湾式の作り方で作っていれば、「台湾烏龍茶」という名前で販売されています。
産地がどこかというのは関係ありません(台湾産でなくても台湾の作り方をしていれば、台湾烏龍茶)。
実際、私が買ったお茶のパッケージはこうなっていましたw

私も、「こんなパチもののようなお茶が美味いわけがないだろう・・・」と思っていました。
が、実際に飲んでみますとね。。。

会場では、産地を伏せて2種類(雲南産と台湾産)を飲んでいただいています。
さあ、どちらが雲南産か、当てられるでしょうか?(間違う人が多いので、外しても心配要りませんw)

お茶の本質は産地ではなく、良い環境で育ったかときちんと丁寧な仕事がされているか、というところに尽きるな~、ということを感じられるサンプルです。

武夷岩茶

武夷岩茶は、主力品種である肉桂と水仙。
そして、香りに特徴のある奇蘭を飲んでいただいています。
作り手さんは一緒なので、品種の違いを非常に感じていただきやすいのではないかと。

もう一つ、意図していることがありまして、それは価格帯の違いです。
「どのくらいのお値段を出すと、どのくらいの味のお茶が買えるのか」というのが相場観で、現地で買う上では、これは必須です。
が、日本の場合は、かなり特殊なお茶しか入っていないので、その部分が分かりにくくなっているんですね。

著名茶師とか著名な産地(○○岩、○○坑)とか、大手メーカーとか、プレミアムが付きそうな要素を取っ払ているので、価格と味わいの関係が非常に分かりやすくなっていると思います。

鳳凰単叢

鳳凰単叢は、4種類なんですが、このお茶だけ新茶2種と古いお茶2種の構成になっています。
新茶は、蜜蘭香と桂花香で、火入れの違うタイプのものにしています。
火入れが好きか嫌いか、その観点をこれで理解いただけるかと。

そして、古いお茶ですが、これは敢えて入れたものです。
単叢の産地でも市場の拡大などによって、製法に変化があります。
以前の単叢の味と今風の単叢の味を比較していただくと、どちらがより好みなのか、分かるのではないかな、と。

「以前は美味しい単叢が沢山あったけど、最近出会わない」という人は、その理由も分かると思いますし、最近飲み始めた方でも、「古いやつの方が好み!」という発見もあるかもしれません。

・・・と、こんな内容のお茶を、飲んでいただいています。
これを全部2時間で飲めるので、まさに”福袋”的なワークショップだと思います。
適当にお茶を選んでいるわけではなくて、かなり意図を持ってお茶をセレクトしています。

来年以降の「新茶を飲む」は、もう少し1つ1つのお茶を詳細に突っ込むようにしますので、多くの種類(銘柄)をあれこれ飲めるのは今年の2018年バージョンのみです。
来年の2月いっぱいまでしかやりませんので、気になる方はどうぞお見逃し無く。

東京は年末年始にかかる時期のため、スケジュール調整がしやすいよう、回数を多くしています。
多分、少人数制が多くなるかと思います。前日24時迄予約受付をしているので、急にスケジュール調整ができた等でも、ぜひご参加ください。
1月から2月にかけて、名古屋、大阪、広島、札幌にも伺います。

なお、同じような要領・品目数で、中国紅茶もやります。
こちらも烏龍茶同様に盛りだくさんな感じですので、こちらも併せてぜひ。
たぶん、これだけ中国紅茶を飲める会ってのはそうは無いと思います。

「標準を読む」に出ていなくても大丈夫ですし、色々飲んでみたい初心者の方も歓迎です。
いろんなお茶を、そこそこ整理して飲めると思いますので、ぜひ上手く利用していただければと思います(^^)

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