風景区の交通の要衝・武夷宮
九曲渓の筏下りは武夷宮に到着します。
ここは風景区の中心的な場所にあり、バスの乗り換え・乗り継ぎのポイントにもなっています。
また、商業施設の少ない風景区の中で、ここには宋代の街を模した宋街というお土産屋さんスポットがあります。
旅行者にとってみると食事をできるお店が揃っているというのは、ポイントなのかな、と思います。
モダンなカフェなどでは、ワンプレートランチのようなものもやっていますし、比較的衛生的なお店が多く、日本人の方でも使いやすいのではないかと。
カジュアルにお茶を飲めるところも色々あるのですが、こぞって看板を掲げているのは、大紅袍奶茶(ミルクティー)というもの。
1軒のお店に入り、ちょっと飲んでみました。
スタバのほうじ茶ミルクティー的なものを想像していただくと、だいたい合ってますね。
お茶の味自体はあんまり強くなくて、少し薄めなぐらいです。でも、火入れの強いお茶は、案外ミルクに合いますね。
もっとも、ミルクが脱脂粉乳から戻したもののような感じで、美味しいか?というと、そこまででは無いです。飲めるな、程度。
まあ、1杯10元ですから、そんなものでしょう。
ちなみに、このへんで使われている「大紅袍」ってのは、武夷岩茶の代名詞みたいなものです。
あちこちに大紅袍という文字が溢れていますので、大紅袍って特別なものだと思い込んでいる方にはカルチャーショックかも。
常々感じることですが、日本では大紅袍を神聖視というか、特別なものと持ち上げすぎのように感じます。
単なるお茶の銘柄の1つに過ぎません。伝説よりは現実を見ましょう。
なお、武夷宮景区というのは、結構広い範囲に及んでいるようです。
大王峰の方まで含まれていて、展望台もあるのだとか。
この後、大紅袍に行く予定なので、時間と体力温存のためにパスしました。
きっと色々見たら面白いところなのかもしれませんが、今回はいまひとつ良く分かりませんでした(^^;)
とりあえず、いくつか建物や銅像は見ました。
実は、ここで少し早めの昼食として、麺を食べたのですが、美味しくなかったので写真は撮っていませんw
麺は当たり外れが大きいですね・・・
大紅袍景区へ
売店でミネラルウォーターを補給し、武夷宮のバス停から大紅袍景区を目指します。
大紅袍景区までは、10分ぐらいかかったと思います。
途中から少し急な坂道をクネクネと。山登りをしていく感じになりました。
大紅袍のあるところは、風景区の中でも少し標高が高いところのようです。
バス停に到着すると、いきなり茶畑がお出迎え。
九曲渓のあたりはお茶感が薄いように感じていましたが、ここはさすがです。
急にお茶の中心部に来た気がします。
大紅袍母樹までの遊歩道には品種園も設けられており、様々なお茶の品種が植えられています。
まずは、武夷山の主力品種である肉桂と水仙。
武夷山の生産量の7割近くをこの2つの品種で占めるくらいなので、まずはこの2つからですね。
珍しいところでは、武夷金桂と四大名欉の1つである水金亀。
こうしたお茶は、他ではあまり見ませんでした。
日本だと四大名欉の方が有名になっている感じはありますけれど、それは武夷山の生産現場の現実を反映したものではありません。
このへんに来ると、岩に刻まれている文字も、お茶に関するものになっています。
茶畑の様子も、大分変わってきます。
良いお茶が出てきそうな雰囲気が漂っています。
明らかに九曲渓のそばとは違う感じです。
続く。
大紅袍母樹まで引っ張りますw
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