お茶

春の四川省茶旅、ふたたび。

今日は「茶旅の会」からの告知です~。

今年の3月に開催して、好評だった「春の四川省茶旅」。
その模様は、以下の連続ブログにてご紹介しました。

春の四川省茶旅2019

このブログをお読みいただくと分かるのですが、日程が短かったこともあり、色々な積み残しがあり。
そうした積み残しを一掃しつつ、「もう少しチベット感のあるところへ!」ということで、2020年3月に再び四川省ツアーを企画しました。

「茶旅の会」のWebサイトに少し紹介をしております。

【茶旅の会】「春の四川省茶旅2020」のご案内

詳細情報は、Web会員登録(無料)をしないと見られないようになっていますが、どんな旅になりそうかをざっくりとご紹介します。

日程を延長。関空発も設定。

前回の反省点としては、「四川省は予想以上に広いぞ」ということでした。
4泊5日では、あまりに時間が足りませんでした。

・・・ということで、来年の旅は日程を2日間ほど延長し、6泊7日にしました。
四川省は遠いのでそうそう行けない、ということもあるかと思いますので、せっかく行くのなら悔いのない日程で、というわけです。

さらに「成田発では、地方からだと前泊しなければいけないので厳しい・・・」という声にもお応えしまして、大阪・関西空港発のプランを追加します。
関西空港発の成都便は夕方出発なので、地方からでも当日の午後に関西空港に着いていればOKです。これなら前泊無しで参加できるのではないかと。
ただし、初日は成都に夜着で、実質移動だけの1日になると思います。その分、料金は東京発より低めに設定しております。

成都、邛崍、雅安を経て、カンゼ・チベット族自治州の康定へ

今回の旅は、成都からスタートし、雅安へ向かいます。
その途中、最近、”黒茶発祥の地”ということをPRし始めている、邛崍(キョウライ)という街へ立ち寄ります。
日本ではあまり名前を聞くことのない場所ですが、以前、中国茶情報局で1本の記事を紹介したことがあります。

【中国茶情報局】黒茶の原産地、邛崍黒茶の独特な製法と品質

ちょっと長い記事なので、ざっくりと言うと、「西暦903年に火番餅という中国初の黒茶製品が登場したのは、この邛崍であり、以後、茶産地として栄えていたし、茶馬古道の重要な拠点であった」という記事です。

最近、黒茶の注目度が高まってきたせいか、「黒茶の発祥の地はうちだ!」という産地がいくつか出ています。
ここもそうした産地の一つなのですが、実際にどんなものなのかを、足を運んで確認してみよう、という趣向です。

実は、今回もガイド役をお願いする予定の王静先生が、今年、現地の有力な茶業者の方とコンタクトを取り、一度、訪問をしています。
日本のみなさんが来るのは大歓迎、ということで茶園や工場などを見せていただくことになっています。
あまり日本人が足を踏み入れて無さそうな場所ですので、面白いのではないかと。

雅安では、前回も宿泊した西康大酒店を拠点に、蒙頂山を再訪問。
まずは蒙頂山の新茶を味わいたいと思います。このあたりは、2月下旬から摘み始めているので。

続いて、地元でも有力な蔵茶メーカーである、雅安茶廠と兄弟友誼蔵茶廠の2社の工場見学を予定しています。
いずれも個性のある会社なので、同じ蔵茶であっても、製法のアプローチの違いなどを感じられるのではと思います。
雅安茶廠では、今年の3月には建設途上だった施設が大分完成したそうですので、その様子も見られると思います。

そして、今回の最終目的地は、四川省のさらに奥地。
カンゼ・チベット族自治州の中心都市、康定市(ダルツェンド)を訪問します。
ここは標高2500mの高地にあり、雅安とチベットを結ぶ茶馬古道上の重要な中継地の1つです。
ここまで来ると、チベット色がかなり濃厚に感じられるそうで、茶馬古道の遺跡訪問とともにチベット族の文化も体感しようと思っています。

旅程の最後には、成都で茶館の体験と茶葉市場への訪問も予定しています。
今回の旅程では購入できなかった茶葉や茶器なども入手できるのではないかと。

・・・と、訪問先を挙げるだけでも、かなり濃厚な旅になりそうです。

お申込みはお早めに

今回の旅行ですが、単純に日程を延長するとなると、旅の予算が前回よりも大幅に上がりそうなところです。
が、今回は「早めに航空券を押さえる」というワザを使いまして、前回から少しのアップで押さえられる見込みです。
前回は手配などが直前になってしまいましたので。それよりは航空券代を押さえて、滞在費に回します。

その分、お申込みの締切は早めに。年内12月25日を第一次の募集締切にしています。
成都線は飛行機が小さいため、少し遅くなると値段が急激に上がるもので。
バスの定員に余裕があるようであれば、追加募集を行いますが、航空券代が上がる分、旅費は変わると思います。

お茶好きのみなさんの旅行ですので、初めての方でも、お一人でも、問題無く参加できるかと思います。ご興味のある方はこの機会にぜひ。
かなり奥地ですから、そうそう行けるところではありませんし、そうそうツアーがあるような場所でも無いと思います(^^;)

旅行の詳細や申込については、茶旅の会のWebサイトよりご確認くださいませ。

茶旅の会Webサイト https://chatabi.teamedia.jp/

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

茶旅しましょう♪

第15回 地球にやさしい中国茶交流会 御礼前のページ

武夷山に行ってきました&大大阪お茶会のお知らせ次のページ

ピックアップ記事

  1. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(2)お店選び編(台北版・その1)
  2. 中国茶の世界にようこそ2019(3)簡単なお茶の淹れ方と茶器
  3. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(5)帰国後のあれこれ編
  4. 台湾でお茶を買うノウハウ2018(4)お店での買い方編
  5. 『マツコの知らない世界』中国茶の世界 を中国茶好きが全力でまとめ、補足してみた

関連記事

  1. Teamediaプロジェクト

    新しい中国茶・台湾茶の情報サイト「Teamedia」スタート

    すっかり常識が変わってしまった今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょう…

  2. お茶

    日本全国茶館めぐり-お茶の時間 雲間(広島県広島市中区)

    JR広島駅から1駅となりの新白島駅。そこから徒歩「60歩」で、ゆっ…

  3. 中国旅行

    福建烏龍茶の旅2017(14)安渓への行き方・茶葉大観園

    安渓行きは枋湖バスターミナルから厦門2日目。今日は安渓に行きま…

  4. 九曲紅梅博物館通り側

    中国旅行

    九曲紅梅と龍井茶の郷へ(3)九曲紅梅博物館への行き方

    2日目は無事、杭州で迎えました。外はあいにくの雨ですが、今日は郊外…

  5. お茶

    台湾のお茶ガイド(6)紅茶

    6回に渡ってお届けしてきた台湾のお茶ガイドも、いよいよラストです。…

  6. お茶

    日本全国茶館めぐり-露伴茶館(広島県広島市中区)

    広島の中心部に位置する立町。通りを一本入ったところに、隠れ家的なイ…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  1. お茶

    日本全国茶館めぐり-露伴茶館(広島県広島市中区)
  2. Teamediaプロジェクト

    標準を読む、第4回は烏龍茶です
  3. お茶

    日本全国茶館めぐり-お茶の時間 雲間(広島県広島市中区)
  4. お茶

    大大阪お茶会、今年は2月24日(日)です!
  5. 台湾旅行

    台湾あちこち茶館めぐり2016(8)自慢堂茶器・茶暁得
PAGE TOP